MVの冒頭は「マクロスF」らしく宇宙の映像からスタート。
そして英語で"宇宙のどこかで……"のメッセージが流れた後、アップテンポなイントロが響き始めます。
ネオンライトが光る背景は、シェリルカラーのピンクとランカカラーのグリーン。
中央には向かい合っているMay'nと中島愛が映し出されます。
ワクワク感が高まるビートに乗せて、2人の名前が映し出された後"Meets in Good job!"の一文。
しかも映像の"Good job!"の文字と、歌い出しの"Good job"が被せてあるんですね。
粋な演出で、一気に視聴者のテンションが上がりそうです。
ソロのリップシンクシーンでは、それぞれキャラクターカラーの背景の前に立っているのも印象的。
このMVにはキャラクターは登場しません。
しかし、2人を通してシェリルとランカがイメージできるような配色が散りばめられています。
バイトを応援!
映像が切り替わって、とある宇宙のレストランにやってきます。
映像では"Space Diner's waitress"の文字と一緒に宇宙服テイストな制服を着たウエイトレスが登場。
2人はお客さんとしてレストランでガールズトークに花を咲かせているような様子です。
おっちょこちょいなウエイトレスは失敗の連続でついにめげてしまいます。
そんな彼女を見かねた2人が歌いながらエールを送って元気づける……。
というストーリーになっています。
2人が楽しげに談笑している雰囲気がなんとも微笑ましいMVです。
歌詞にあわせてアドリブで入れたのかな?と思えるシーンが何か所かありますね。
お互いに自然な笑顔で笑い合っていてとても癒されます。
シェリルとランカも多忙なスケジュールの合間を縫って、お忍びで休日を楽しんだのかもしれない。
飾らない2人の笑顔を見ていると、そんな光景が思い浮かびました。
歌詞に隠れる"もう1人"の存在
軽快なサウンドでつい楽しい気持ちで聴いてしまうこの「Good job!」。
でも歌詞をよく聴いてみると、思いっきり三角関係を思わせる内容になっているんですね。
Aメロの冒頭では"彼とあなたと私"、さらに"目と目と目"、"手と手と手"といった表現が続きます。
まるで女の子2人の友情を描いているように見えるこのMV。
しかし楽曲自体にはもう1人、つまりアルトが存在しています。
これはアニメ本編を知っているとなかなかグッとくるものがあるのではないでしょうか。
ここで、この楽曲の制作された時期の設定が活きてくることになります。
最終決戦後のストーリーを考えると、その先の未来でこのデュエットが実現するのはほぼ不可能です。
だから、あえてあの戦いの前に既に収録していたんですよ、という設定をつけたのでしょう。
楽曲の後半で、この三角関係がどんなエンディングを迎えるのがとても気になりますね。
シェリルとランカが歌って踊る姿が見られるアプリ
「マクロス」シリーズに欠かせないのが歌姫。
歌の力が大きな意味を持つアニメシリーズなので、数々の名曲が生まれてきました。
そんな楽曲をプレイできるアプリが「歌マクロス」です。
アプリ内では、歴代ヒロインたちが歌って踊る姿に合わせてリズムゲームを楽しむことが可能。
この「歌マクロス」内で、「Good job!」のプレイも開始となっています。
こちらの映像では、作業服のような衣装を大胆にアレンジした服に身を包んだシェリルとランカが登場。
とてもかわいい衣装なので、実写版MVとともにアニメ版MVもこの衣装で作って欲しいところです。
シェリルとランカが歌っているところが見たい!という人はぜひこちらのアプリをプレイしてみてください。
カップリングも熱い!
初CD化のシェリルソロ曲
「Good job!」のカップリング曲には、2人のソロ曲が収録されます。
シェリルのソロ曲は「ゴ~~ジャス」。
シリーズ35周年プロジェクトのひとつとして2017年に配信限定で発表された楽曲です。
アラビアンナイトな世界観を表現する、シェリルならではの妖艶な1曲となっています。
完全新曲のランカソロ曲
もう1曲はランカのソロ曲「ランカとBrand New Peach」。
アプリ「歌マクロス」1周年記念曲となっている新曲です。
どこか懐かしい感じのするテクノポップで、ダサ可愛い曲名とあわせてとてもランカらしい1曲。
2人が競うように歌うデュエットも最高ですが、ソロも世界観が確立していて捨てがたい良さがあります。
デュエットもソロも楽しめる「Good job!」は1枚で3度おいしいCDといえるのではないでしょうか。