hide with Spread Beaverの名曲「ピンクスパイダー」の歌詞の「糸」を紐解く

台詞の部分は
ファンの方なら
有名なお話で、
聞いたことがある方が多いと思いますが、

本来はアニメ
「ルパン３世」の
峰不二子役の方に読んでもらいたかったのだが、

都合上できなくて

hide自身の声を
女性的に変えたものです。

口調的にも
耳障りなお説教で
分かっちゃいるけど
うるせえな
放っといてくれよ！

と思いたくなるような
憎たらしいテンポや
表現が秀逸に感じます。

借り物、
自分で生み出していない
翼＝能力では
墜落＝失敗することも知らずに…

確かに
自由は手に入った。

でも
僕が描いた

極楽ではないのはなぜ？

飛んでいるのに

空を感じないし、

むしろ
糸の方が楽だった。

と絶望を感じて
墜落。

ないものを
ねだったら
くれたけど
なんか空しい。

そういうこと
結構ありますよね。

隣の芝は青く見える

ここでいうなら

隣の空は青く見える。
僕はこんなにもピンクで
ケバケバしい
汚い蜘蛛なのに。

・・・ずるい。ずるい。

楽をしている。
悔しい！

嫉妬というものは
罪ですね。

hideはラジオ番組で
空ですら
自由という構成用件の
一つでしかなかった
と語っています。

井の中の蛙大海を知らず

とよく言いますが

その大海ですら

海という名前の
井戸だった。

ということですよね。

深いです。


羽でもなく

翼でもない

jet＝自分らしい方法で

飛んでいこう

という意志で、

最後の
桃色の

「くも」が

ひらがなであるのも

深くて、

蜘蛛でなく

雲でもない

全く新しい存在として
空に居続けようとした
hideの意志のように
感じました。

90年代、
筆者は当時18歳でして、
学校では
やっと
携帯が主流になってきて、
３和音の着メロに
ワクワクしていた頃でした。

そんな時に
hideは
インターネットにいち早くフォーカスして、
まだ通信速度が遅く
回戦の取り合いになっていた当時に
ホームページを作って
メールでファンとやりとりをしていたそうです。

いずれは
インターネットで
曲を聴く時代が来るよ

とhideは
よく話していたといいます。

それを考えると

hideの
ジェットは
どこに向かうのか
もっと見てみたかった気もします。


きっと
空での

その後のスパイダーは

曲を聴いた

ひとりひとりの

心のなかに

続いていくのですね。


筆者はこれまでに
２度hideの
墓前にお参りさせていだたきました。
２回めの時は
海外の方がお参りに来ていました。
hideの
大きな影響力と優しさに
ただただ尊敬です。

久しぶりに
ご挨拶しようかな。