hideについて
hideは1987年から1997年までの10年間、X JAPANのギタリストとして活躍した、もはや伝説のアーティストです。
あの衝撃の死からもう20年以上経ったということになりますね。
ではここでは少しhideの昔に遡ってご紹介していきましょう。
意外な幼少期
X JAPAN時代のHIDEからはおよそ想像もつきませんが、幼いころはかなりのぽっちゃりだったhide。
その体形をコンプレックスに感じており、内気でおとなしい性格だったそう。
それにしても、hideが通っていた小学校は太っている子をお昼休みに呼び出し、罰として走らせていたとか。
hideもその呼び出されるメンバーに入っていたといいますが、今じゃそんなこととてもできませんよね。
いや、当時でもいかがなものか、と個人的には思いますけどね。
また、「見放された患者さんを救う医者になりたい」と内容の卒業文集が残っているなど心優しい少年だったようです。
おばあちゃんと同じ美容師の道へ
中学生から高校生にかけてはいわゆる「不良」路線まっしぐらだったhide。
誰もが通る反抗期ですが、美容室を営むおばあちゃんにはなついていたhide。
祖母と呼ぶには若く見え、派手な人だったそうです。
そんな敬愛するおばあちゃんの後姿を見ながら、美容師を志し、一時期は一切の音楽活動から身を引きます。
『ROCKET DIVE』楽曲情報
リリース
『ROCKET DIVE』は1998年1月28日にリリースされたhideとしては8枚目、hide with Spread Beaver名義では初のシングルです。
オリコンチャートは最高4位。
この曲は翌1998年に発表された『ピンクスパイダー』リリース直前にhideが急逝したため、生前リリースとしては最後の楽曲になりました。
hideのファンを思いやる気持ち
『ROCKET DIVE』はX JAPAN解散直後で落ち込んだファンに向けたメッセージが込められている楽曲です。
全体的に勢いがあり、ロケットのように突き進んでいこう、というhideの前向きな思いを織り込んだ作品。
なんでもこの曲を書いたきっかけはhide自身がTVでサッカーのワールドカップアジア予選を観ていたときだったとか。
hideが選手の健闘ぶりに感動したことと、それを応援するサポーター達の姿が自分たちのファンと重なったからだといいます。
ではその気になる歌詞をご紹介していきます。
『ROCKET DIVE』歌詞
イントロ何て言ってるの?
hideが歌い出す前のイントロ部分のセリフ、気になっている方も多いようです。
実は「Come and go baby let me show my rocket. Come and go baby blow my rocket.」と言っています♬
芋版のように毎日が同じ日々…
だいたいおんなじ毎日
そいで まあまあ それなり OK
だけど なんとなく空見上げちゃうんでしょ?
完全夢想の BOYS&GIRLS
気持ち見抜かれちゃうから笑う
だけど本気なんじゃない そんなもんじゃない
出典: ROCKET DIVE/作詞:hide 作曲:hide
退屈に感じるくらい毎日が同じことの繰り返し。とりたてて良くもないけど悪くもない日々。
偶然か奇跡を求めて空を見上げるも、やっぱり何も降ってはこない。
平凡な日々にスパイスが入ることをどこかで望んでいる様子を描いています。