じん(自然の敵P)の「少年ブレイヴ」とは?
じん(自然の敵P)といえば、ニコニコ動画を中心にボーカロイド楽曲の制作などを行う「ボカロP」ですね。
彼が描く一連の作品群は「カゲロウプロジェクト」と呼ばれており、目に特殊能力を持つ少年少女「メカクシ団」の物語です。
そんな中で、やや特殊な位置付けとなっているのが、ボーカロイドのIAが歌う「少年ブレイヴ」です。
なぜ特殊かといえば、「メカクシ団」が本格的に活動する前の物語が描かれているからなんですね。
「少年ブレイヴ」は本編でも番外編でもない!?
「カゲロウプロジェクト」の一環と位置付けられるじん(自然の敵P)の楽曲には、話数が付けられていますね。
オープニングが「チルドレンレコード」、第1話が「人造エネミー」、エンディングが「サマータイムレコード」といった具合です。
話数は小説・アニメともリンクしており、「オツキミリサイタル」「夕景イエスタデイ」は番外編になっています。
ただし、この「少年ブレイヴ」には話数が付けられていません。番外編でさえありません。
「少年ブレイヴ」は、番外編の番外編と捉えれば良いかもしれませんね!
セトの幼少期を描く「少年ブレイヴ」
「少年ブレイヴ」は、メカクシ団の一員・セトについて歌った物語です。
セト(瀬戸幸助)といえば、メカクシ団団長・キドとカノとともに施設で育ち、アヤノの両親に引き取られた中心メンバー。
明るい性格ですが、実はセトが稼いだバイト代でメカクシ団を養っているという、努力家でもあります。
ですが、「少年ブレイヴ」に登場するセトは、どこか様子が違っていますよ。
いつも陽気なセトらしくない、暗い内容のMVですね。セト自身も幼く見えませんか?
それもそのはずで、「少年ブレイヴ」はセトが幼い頃の物語を描いているんです。
施設で子供達にいじめられていたセトは、仲が良かった犬を水害で失ってしまいます。
耐えられなくなったセトはそこから逃げ出し、森へと駆け込むのです。
MVにはマリーも登場!
そんな時にセトが出会ったのは、森の奥で暮らすマリー(小桜茉莉)でした。
人目を避けて暮らすマリーを自分と重ね合わせたセトは、何度も彼女のもとへと通います。
やがて2人は仲良くなり、一緒にメカクシ団に加わりました。
ですが、少女のような外見とは裏腹に、マリーは長い時を生きていました。
「何度も繰り返す8月15日」も、マリーに関係しているようです。
それはともかく、「少年ブレイヴ」では幼いセトとマリーの姿、そして本編より前の2人の出会いが描かれています!
「少年ブレイヴ」は「ニコカラ」でも大人気!
じん(自然の敵P)の他の楽曲と同じく、「少年ブレイヴ」はニコカラでも大人気です!
気弱なセトがマリーと出会って勇気を持つという内容が、「カゲロウプロジェクト」ファンに支持されています。
ところで、「ニコカラ」とは何なんでしょうか?
「ニコカラ」って何?
「ニコカラ」とは、「ボカロ曲など、ニコニコ動画発祥の楽曲をカラオケで歌うこと」です。
より正確に言えば、「少なくとも15曲以上のニコ動曲を歌うカラオケオフ会」ですね。
以前は、ニコ動にアップされたボカロ曲から音声だけを抜いて、カラオケ音源のようにすることがありました。
自作カラオケ音源をパソコンに入れて、カラオケ店の機械に繋いで再生するんです。
ただ、「パソコンを持ち込み、店の機械に繋いで曲を再生するのはやめてほしい」という店があったことも事実です。
ですが、現在はカラオケ会社がボカロ曲を配信するケースが増えていますから、パソコンを持ち込む必要はなくなりました!
2017年11月現在、「少年ブレイヴ」はJOYSOUNDとDAMで配信されていますよ。
「少年ブレイヴ」の歌詞
ニコカラの予習をするために、「少年ブレイヴ」の歌詞を確認しましょう。