パワフル
2018年3月14日リリースのセカンドアルバム「スポットライト」に収録されたナンバー。
MV
点滅するライトで目まぐるしく色を変えるスタジオの中、激しいロックチューンを奏でるメンバーが映される今作MV。
点滅する信号機は「秩序」の象徴であり、たびたび登場します。
ネオンライトや蒸気、ソロ撮影など、MVらしい演出に溢れるビデオ…かと思いきや、1分半あたりからちょいちょい謎の監督支持が映されます。
しかもその監督の演出方針がかなりグラグラ。
いろんな演出を試しながら、目薬で涙を流してみたりCGで派手に演出してみたり。
そうやっているうちに、なんと予算が尽きてしまいます。
結果、シリアスなシーンもゆるい演出裏側シーンも見られて良いMVなんですが、なんか、監督メインっぽいですよね(笑)。
歌詞
yuiからのエールソング
平気な顔して
平気な真似して
平気なフリして
平気なわけないの
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui
ハイファイアレンジで、ハードな中にも現代的なサウンドが魅力の今作。
歌詞で歌われるのは、生きにくい世の中を歌い上げる力強いエールソングです。
列を正して
列を気にして
列を崩さず
列を抜けれない
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui
学校や家庭で、わたしたちは言われ続けます。
「列を乱さないこと、人に迷惑をかけないこと」。
「出る杭は打たれる」なんてことわざもありますね、とにかく目立たないように、しかし遅れないようにと育てられてきます。
しかしそうやってしみ込んだ感覚は、わたしたちが列から抜け出せない原因でもあるのです。
頭の中では
わかっているはずなのにね
カラダが動かない
進め 進めよ oh
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui
ここで間違っちゃダメなんじゃないかとか、目立つことをしちゃいけないんじゃないかとか、
そんな恐れが足を引っ張ること、きっとあなたにもあるでしょう。
たとえば学生さんなら、進学校で大学進学を目指さず、自分の夢のために専門学校や海外を目指したいと願ったとしても、
高いレベルの学校へ進学してほしいと望んでいる親や先生に打ち明けるのをためらったりするなんてことがあるかもしれません。
たとえば社会人なら、今の会社を辞めスキルアップやキャリアアップを目指したいと望んだとき、
同僚や上司に迷惑をかけるのではとためらうことはよくあるでしょう。
だけど、一度列から思い切って外れなければ、夢や目標はいつまでたっても現実にはなりません。
閉じ込めてないで ダーリン
決めつけてないで ダーリン
この世界はパワフル パワフル
怒りでさえも ダーリン
力に変えて ダーリン
この世界はパワフル パワフル
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui
自分の望みを閉じ込めないで、自分の限界を決めつけないで。
世界は、自分だけの頭で考えるより、ずっと広く強く鮮やかなものです。
たとえば上司や教師に腹が立ったとか、そんな動機だっていいのです。
自分の力を信じるために、必要なのはやる気ときっかけだから。
真面目でいたい
真面目じゃイヤだ
真面目って何?
真面目は苦しい
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui
特に若い頃、「真面目」ってなんとなくかっこ悪いイメージがありました。
真面目に勉強するより、テキトーにやってるのになんとなくできちゃうひとに憧れたものです。
だけど、大人になると「真面目」がいかに大変か、そしてかっこいいことか気付きます。
真面目に取り組むと、言い訳や逃げ道がなくなっていきます。
本気で取り組んでダメだった時、言い訳も逃げ道もつかずダメージを食らうでしょう。
だから苦しいけど、だから強い。
真面目に生きること、取り組むことさえできれば、列を外れることはそれほど怖いことではありません。
頭の中では
自由に動けるのにね
手遅れになるよ
進め
出典: パワフル/作詞:yui 作曲:yui