くるり×ユーミンの最強ポップソング!

シャツを洗えば【くるりとユーミン】歌詞の意味を解釈!今の君との関係って?シャツに織り込まれた意識とはの画像

2009年にくるりとユーミン名義で発売されたシングル【シャツを洗えば】

くるりアルバム「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」にも収録されている1曲です。

日本を代表する女性シンガーである松任谷由実と、フロントマン岸田繁率いるロックバンドくるり

この両者による、奇跡のコラボレーションが実現された楽曲となりました。

発売当初には、史上初の雑誌サイズCDという形態のリリースも大きな話題を呼びましたね。

発表から長い時間を経た今なお愛され続けるこの名曲歌詞を、本日は紐解いていきたいと思います。

早速歌詞をチェックしよう

澄み渡る青空、さあ洗濯だ!

雲ひとつない青空 日曜日早く起きてよ
ランドリーマシーン 回る回る 目が回る 
起き抜けのキスも後回し シャツを洗えば
青空が手まねきするよ

出典: シャツを洗えば/作詞:岸田繋,佐藤征史,松任谷由実 作曲:岸田繋

待ちに待った休日の朝。カーテンを開けると、抜けるような青空が広がっていました。

天気の良い休みの日の朝はとても気持ちの良いものです。

特に快晴の日であれば、洗濯物を干す気持ち良さは他とは比べ物にならないくらい。

こんな日は、当たり前のようにこなす日々の家事もなんだか特別なもののように感じますね。

何気ない日常の中にふと訪れる特別感とでもいいましょうか。

この感覚がとても好き、という方もきっと多いのではないかと思います。

チャンスとばかりに朝早くから洗濯機を回すのは、小さな家庭を持つとある女性。

彼女に急かされるように、ゴトンゴトンと音を立てて洗濯機は働き始めました。

ベッドの中でまだ起きたくないとぐずるのは、最愛の人か、はたまた愛すべき子どもたちか。

普段なら愛情たっぷりのお目覚めのキスで、彼らを起こすところですが…。

そんな一瞬の暇も勿体なく感じてしまうぐらい、彼女にとっては絶好の洗濯日和の朝なのでしょう。

日常の中にある何気ない幸せなひと時

I feel the sunshine of your love
風吹けば 飛ばされそうになるシャツを
Wind blows into the veranda
洗濯バサミ留めておいてよ

出典: シャツを洗えば/作詞:岸田繋,佐藤征史,松任谷由実 作曲:岸田繋

私は太陽の光のような君の愛を感じる。

風がベランダに吹き込んでくる。

爽やかな休日の朝、太陽の光を浴びながら洗濯物を干してゆく彼女。

時折強い風が吹いて、彼女の干した真っ白なシャツを揺らします。

彼女の呼びかけに応じるように、彼は眠い目を擦りながら洗濯物を留めていきました。

お日様の光を反射する、眩しいシャツの白。

気持ちよさそうに大きく伸びをする、彼女の笑顔。

こんな何気ない休日のひと時が、もしかしたら人生の中で一番幸せで満たされた時間なのかもしれません。

何気ない日常が、きっと幸せ

風に揺らめくシャツと今と昔

時は経ちこのシャツも いつものように風にくるまって
あの頃と同じように 今も心 ひるがえり 
ひらひらと思い出乗せて シャツもまた君と同じで
青空を愛していたね

出典: シャツを洗えば/作詞:岸田繋,佐藤征史,松任谷由実 作曲:岸田繋

ベランダに干された真っ白なシャツ。

そういえば、昔そんなことを思ったっけな。

長年来ているシャツを眺めながら、ふと彼はそんなデジャブを感じます。

いつか見たような、澄み渡る青空。

心地良い風が彼の頬を撫でてゆきます。

自分の愛していた彼女は、こんな晴れた日の休日の朝が大好きでした。

特に今日のような、雲一つない青空が。

何気ない彼女との日常の風景を一度思い出すと、たくさんの思い出がつられて彼の胸に蘇ります。

もしかしたら彼女が干していたこのシャツも、彼女と同じように真っ青な空が大好きだったのかもしれない。

風に気持ちよさそうに翻る干したシャツを眺めながら、彼はふとそんなことを思いました。

白いシャツが表すものは…

I feel the sunshine of your love
風吹けば 飛ばされそうになるシャツを
Wind blows into the veranda
洗濯バサミ留めておいてよ

出典: シャツを洗えば/作詞:岸田繋,佐藤征史,松任谷由実 作曲:岸田繋