「海を見ていた午後/松任谷由実」の歌詞の『山手のドルフィン』ってどこ？！景色が浮かぶ歌詞を徹底解釈！

1972年、旧姓の荒井由実としてデビューした彼女は、デビューアルバム「ひこうき雲」から世間の注目を集めます。

ちなみにこのアルバムの同名表題曲は、2013年公開のスタジオジブリのアニメ映画「風立ちぬ」の主題歌としても話題を集め、リバイバルヒットしましたね。

実はデビュー以前から作曲家として活躍しており、YMOなど当時のスター格のミュージシャンと交流のあった彼女ですが、この頃まだ弱冠17歳。

そんな早熟の天才少女は瞬く間にヒットチャートを駆け上がります。

1975年にリリースした「あの日にかえりたい」はドラマ主題歌にもなり、初のオリコンチャート1位を獲得します。

その後、1975年音楽プロデューサー松任谷正隆氏との結婚を機に松任谷由実へと名義を変え、自身でもハイペースで楽曲をリリースしていきます。

そんな多忙の日々の中、松田聖子（「赤いスイートピー」他）など当時のスターたちへの楽曲提供も惜しみませんでした。

実は彼女、結婚を機に自身は表舞台から去るつもりだったそう。

しかし彼女のシンガーとしての人気は、やはり彼女をステージに呼び戻したのでしょう。

作曲では大女優グレタ・ガルボをもじった「呉田軽穂（くれたかるほ）」という名前を使っており、現在でもくるりや芦田愛菜など、現代の大物たちに楽曲提供を続けています。

彼女と同世代の古参のファンはもちろんのこと、Schmosやゆずなど現在ヒットチャートを賑わせる若い世代のアーティストとも深い交流を持つユーミン。

彼女の音楽性の高さは、世代を超えて受け入れられ続けているのです。

もちろんメディア露出としても、人気ラジオ番組「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」でもMCを務めるなど精力的に活動中。

歯に衣着せぬ軽快なトークは、ファンでなくても楽しめてしまう内容です。

是非聞いてみてね！

1974年10月、荒井由実名義でリリースしたセカンドアルバム「MISSLIM」の4曲目が「海を見ていた午後」です。