オーディション番組が生んだ国民的アイドルグループ「TWICE」
JYPエンターテインメントの秘密兵器
TWICE誕生のきっかけとなったのは、韓国の大手芸能事務所であるJYPエンターテインメントが企画に参加したサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」でした。
2015年7月から始まった同番組では、各国から集まったJYPの練習生たち16人が厳しいタスクを与えられながら、さまざまな試練に立ち向かう姿が2ヶ月に及び放送されました。
そして最終結果として残された9人のメンバーにさらに磨きをかけて、同年JYPが華々しくデビューさせたのがTWICEだったのです。
インターナショナルなメンバーたち
TWICEのメンバーとして選ばれた9人はジヒョ、ナヨン、ジョンヨン、ダヒョン、チェヨン、モモ、サナ、ミナ、ツウィ。
韓国人メンバー5人(ジヒョ、ナヨン、ジョンヨン、ダヒョン、チェヨン)、日本人メンバー3人(モモ、サナ、ミナ)、台湾人メンバー1人(ツウィ)という構成。
多国籍なメンバーたちが一丸となってハイレベルなパフォーマンスを披露する、そんな話題性も影響してか大きな注目を集めました。
日本でも流行に敏感な若者から人気が広がったTWICE。
自国を飛び出し韓国に渡って夢を実現させた日本人メンバーが3人も在籍しているという事実が、日本での人気をさらに加速度化させた大きな理由といえるでしょう。
K-POP界を席巻
多くの大物アーティストを世に送り出してきた韓国の芸能事務所JYPエンターテインメントが手塩にかけて育てたのがTWICEです。
「sixteen」の番組終了後から9人にはさらなるブラッシュアップが行われ、TWICEは2015年10月にデビューを飾りました。
どこを見ても美少女だらけの9人が歌い踊る様子はたちまち大人気となり、動画の再生数も次から次へと記録を更新していきました。
単純にカワイイだけでなく磨きぬかれた歌唱力とダンスが最大の武器で、先輩格の「Wonder Girls」や「miss A」にも迫る実力を備えたグループとしてK-POP界を席巻したのでした。
ついに日本デビューも果たしたTWICE
TWICEは韓国でのデビュー当初から日本でも話題になっていました。
理由としてはミナ、サナ、モモという日本人メンバーが3人も在籍していることが大きいでしょう。
10代の日本人の女の子が海外で活躍する姿によって、K-POPファンだけでなく幅広い人たちからも俄かに注目を集めることになったんですね。
さらにガーリーな魅力全開のミュージックビデオの効果も手伝ってダンスの振り付けを真似する女子高生らが急増し、どんどん人気が広まっていきました。
そして韓国デビューから2年、ようやく2017年6月に待望の日本デビューを果たしたTWICE。彼女たちの人気はいま衰え知らずです。
スーパーヒット「CHEER UP」
「PAGE TWO」に収録
「CHEER UP」は2016年4月にリリースされた2枚目のミニアルバム「PAGE TWO」に収録されています。
デビュー曲「Like OOH-AHH」と同じく、プロデュース集団「ブラックアイドピルスン」が作曲を手がけた1曲。
ヒップホップなど多様なサウンドがミックスされた耳馴染みの良いナンバーになっています。
「シャシャシャ」で注目
「CHEER UP」で話題になったのが、日本人メンバーのサナが歌う「♪shy shy shy」というフレーズです。
発音の仕方によるものなのか、なぜか「シャシャシャ」と聴こえてしまうのですが、それがかえって可愛いと大評判になり、さらに人気に拍車がかかりました。
K-POPアーティストたちがこぞって真似したことも大きな話題となり、「CHEER UP」は2016年のK-POPトップセールスを記録。TWICEの勢いを見せつけるきっかけとなった1曲です。
「CHEER UP」の歌詞をご紹介
「CHEER UP」では意中の彼への揺れる思いが歌われています。
自分への気持ちをどんどん高めさせる恋のテクニックを駆使しつつ、彼に対する抑えきれない恋心を持てあます様子がキュートに描かれています。