童子-Tラップパート 出会った頃の気持ち
ガキなりに気持ちマジだった
同じ事 考えて 同じとこに 気づいて
前世何だろ?ってほど全部リンク 無理しておそろいのブランドのリング
薬指 今もはずせずに 帰りいつも寄ったあのコンビニも
今はもうないけど 「ずっとそばから離れないでよ」って
泣き顔また思い出す らしくねえ泣きそうになる… ごめんな
出典: 想い feat.YU-A /作詞:童子-T・YU-A 作曲:童子-T・Shingo.S
2人が出会ってから別れるまでのシーンを描写した歌詞になっています。
彼が彼女を真剣に愛していたことが分かります。
彼女の問いかけ「あの日々に~ないよね?」に対する彼の答えは1行目の「マジ」という言葉に集約されています。
でも、何があったのでしょうか?彼女を泣かせてしまっていますね。
その時の彼女を思い出して自分も泣きそうになる彼は、本当に彼女のことを愛していたのだと思います。
ちょっとしたボタンの掛け違いで別れてしまったように思えてなりません。
ボーカルに続いて童子-Tのラップパート 後悔の気持ち
ラップのあとに冒頭と同じYU-Aのボーカルが入ります。
彼を想って幸せだったあの頃に戻りたいという気持ちを封じ込めようとする彼女の苦しい胸の内をここでも歌っています。
別れた原因に迫るラップパート
嫌なとこばかり目についたのに 頭の中めぐる最高な日々
優しすぎて 安心しすぎて… 三度目の冬が過ぎて…
もう電話しないって大人ぶって でも声聞きたくて約束破って
誰にも渡したくなくて でも望んでたような男にはなれなくて…
出典: 想い feat.YU-A /作詞:童子-T・YU-A 作曲:童子-T・Shingo.S
1行目の相手の悪いところに目が行くとか、2行目の「安心~」というところに彼の甘えが見えてきました。
彼女が優しくて何でも受け入れてくれていたのでしょう。
彼は何をしても何を言っても彼女が受けとめてくれると安心してしまったようです。
3年も経つと刺激もなくなり、空気のような存在になった彼女に不満を持っていたのかもしれません。
少し距離を置いてみると、彼は彼女なしではダメなことに気付きます。
そして、もう一度やり直してみたものの、一度ずれ始めた関係性を修復できなかったのです。
彼女が望んでいたのは、出会った頃のような幸せな日々が続くこと。
いつも2人一緒に居て、2人一緒に出掛けたり、同じ映画を見て泣いたり笑ったりしていたかったのです。
簡単そうですが、これは割と難しいです。
心理学の視点から考えてみると
恋愛初期は、熱病に侵されているような状態ですから一気に盛り上がりますが、熱が冷めれば現実に戻ります。
男性と女性の差もあります。男性の場合は、その差が顕著です。
男性は好きな女性ができるとテンションが上がり普段恥ずかしくて言えないようなことを口走ることがあります。
「君だけを愛している」「君みたいな人は初めてだ」とか…
これは、恋愛初期に出る脳内ホルモンの影響だそうです。
ハイテンションから通常状態に戻ると
一時的なホルモン状態の乱れが原因なので、彼女との関係性が落ち着けば通常のテンションに戻ります。
つまり、ハイテンションな状態で口にしていた甘い言葉は言わなくなり、彼女中心の生活ではなくなります。
通常の生活に戻れば、男性が優先するのは仕事や仲間や趣味になり恋愛は二の次になることが多いのです。
一方女性は、男性から言われたことをずっと覚えていて、幸せな気分も長続きします。
ですから、平常時に戻った彼が「愛している」と言わなくなったり友達を優先し始めたりすると不安になります。
彼の気持ちが冷めてしまったと勘違いしてしまいます。
この曲の2人は、3年の月日が経っていますからこのパターンには当てはまらないでしょう。
それ以外にも原因があったと思います。
少なくとも彼女はあの幸せな日々が永遠に続くことを望んでいたのに、それが叶わなかったのは事実です。
YU-Aボーカルパート 訣別の想い
信じたいけど 永遠なんてものはないんだね わかってたんだよ
それなのに あなた 失うことがこんなに辛いなんて
そんなこと言ったって あなたじゃなきゃダメなの
嫌いになったわけじゃない あの日々にウソはない
もう戻れない 今のあなたを想う…
出典: 想い feat.YU-A /作詞:童子-T・YU-A 作曲:童子-T・Shingo.S
永遠に続くと思っていた彼との日々が終わってしまった辛い気持ちを歌っています。
あの頃に戻りたいけど戻れないという切ない、苦しい別れの気持ちが伝わってきます。
失恋した時には、喪失感で心にぽっかり穴があいたようになります。
そして、その穴を埋めようともがきますが埋めることができずに苦しみます。
そんな時はこの曲を聴きながら泣いてみるのもいいでしょう。
少しは苦しい気持ちが和らぐかも知れません。