確かなこと
蘇る愛おしい日々
ジョーク飛ばして 笑いあった
途切れる会話の隙間
君の気持ちを確かめたくて
強く手を握った
出典: over/作詞:20th Century 作曲:菊池一仁
1、2行目が表しているのは「僕」が「君」と過ごした何気ない日々の記憶です。
冗談を言い合って笑い合える関係ということは、恋人かそれに近いような親密さが窺えます。
2行目の“隙間”は、盛り上がっていた会話がパタッと止んで落ち着く瞬間のこと。
会話が無くなった瞬間は、相手が気になる人であればあるほどドキドキしてしまうものです。
何となく「君は僕のことをどう思っているの?」と気持ちを確認したくなり手を握るのです。
自分の事を不器用と言っていた割には、じゅうぶん積極的にもみえます。
「君」が「僕」の手を握り返してくれるのなら、2人は同じ気持ちだということなのでしょう。
「僕」は「君」のことを好きだと思っているということが読み取れます。
出会えたことがすべて
もっと素直に受け止められたら 遠回りしなかったけど
君と出会えたことの喜びを 信じ続けていたい
Wow
出典: over/作詞:20th Century 作曲:菊池一仁
1行目の歌詞から、これまでの「僕」は少しひねくれていた様子が読み取れるでしょう。
更に、「君」と「僕」は両想いだったということが分かります。
なぜ素直になれなかったのか、それは恐らく“自信の無さ”から来るものだったのでしょう。
「君」は「僕」への好意を伝えるためにきっと何らかのサインを出していたはず。
しかし自分に自信がなかったため「君が僕のことを好きになるはずない」と思っていたのです。
まさか両想いだったとは夢にも思いませんでした。
「分かっていればもう少し早く一緒になれていたのに」と考えてしまうのかもしれません。
けれど一番大切なことはそこではないことにもう気が付いています。
この広い世界で「君」という大切な存在に出会えるということは奇跡のようなこと。
この奇跡で結ばれた大切な縁を信じて大事にしていきたいと思っているのでしょう。
少しずつ自信を取り戻して
そばにいてくれる人がいる
季節は巡り続ける だけどいつだって 一人じゃないよ
輝く未来探して 手をのばせば ほら何かが変わり始めた
出典: over/作詞:20th Century 作曲:菊池一仁
季節が移り変わっていく様子はなんとなく寂しいような切なさが感じられたりするでしょう。
そんなときに寄り添ってくれる存在があるということは物凄く心強いことです。
1人でいるよりもずっと前向きになれて気持ちも明るくなってきます。
すると、何となく1人のときは諦めてしまっていたことも出来るような気持ちが生まれてくるのです。
やってみたら、行動してみればきっと何かが変わるだろう。
未来への希望が、後ろ向きだった自分に「前を向いて」と光を照らしてくれているように感じとれます。
何事も気持ちが大切
できない事なんてなんにもないから
そう自分を信じていこう
出典: over/作詞:20th Century 作曲:菊池一仁
何かをやろうとするとき「自分にはできない」と諦めてしまうことはありませんか?
やる前から「できない」と決めつけてしまうことは非常にもったいないことです。
小さな子供を想像してみましょう。
生まれたときは泣くことしかできない子供が、少しずつ見よう見まねで吸収していきます。
最初は何事もへたくそで形もままなりません。
子供たちはそれでも諦めずに何度も何度も繰り返して、気付くと上手にできるようになります。
子供にできて大人にできないことはないでしょう。
できるかできないか、の問題ではありません。やるかやらないか、なのです。
すぐには叶わなくても挑戦し続けることできっと道は開かれます。
「自分ならできる」を強く信じる様子が読み取れるでしょう。
前を向いて
諦めない強さ
あふれるほどの情熱を 胸に抱きしめて 歩き始めよう
道に迷った時でも 逃げ出さない強さ 持ち続けよう
出典: over/作詞:20th Century 作曲:菊池一仁