We are 全力をかけた
We are 怯えることない
Winner 確信へ変われ
高く高く高く
舞い上がれ
出典: 決戦スピリット/作詞・作曲:HoneyWorks
まずは“We are”の掛け声。
バレーボールはチームで戦うので、この掛け声で素晴らしい一体感を演出しています。
それが後に“Winner”へと変化するのが面白いところで、続けて読めば「俺たちが勝者だ」という文になります。
ところで、もしこんな選手がいたらどうでしょう?
「全力は出すつもりだけど自信ない」
まさに始める前から勝てる気がしない精神状態です。
では次のような選手はどうでしょう?
「持てる全力を出せば活路を見出せるはずだ」
先程より少し頼もしく見えませんか?
両者の実力が同じだったら後者が勝つようなイメージが湧いてきます。
このメッセージは競技に臨む者の心構えを教えてくれました。
さあ恐れずに高く跳び、スパイクを放ちましょう!
敗北を糧に
味わった敗北のキズは
涙やって花を咲かせる
“諦めろ”と笑えばいいさ
そんな言葉 僕は知らない
出典: 決戦スピリット/作詞・作曲:HoneyWorks
世の中に負けたことがない人はいないんじゃないでしょうか?
敗北、それは現実を突きつけられる瞬間。
簡単に言えば実力が及ばなかったから負けたのですがね。
限られた練習期間を経て試合では残酷なまでに勝者と敗者を分かちます。
それぞれが持つ才能や環境が違う中で戦うのですから、優劣は否が応でも決してしまう。
ですが負けることによって選手たちは各々の現状を知ることができます。
まずは対戦相手と比較して負けている部分を認識するきっかけになります。
そして何よりも負けた悔しさが更なる努力を促す原動力になることでしょう。
悔し涙を流してそれを糧に勝利という大輪の花を咲かせようじゃありませんか!
人は「諦めたら?」などと諫めるかもしれません。
ですがその言葉は自分の辞書にはない。
勝利を求める意志の前では「諦める」などという言葉は無意味なのです。
ビハインド?上等
プレッシャーを跳ね返せ!
背負うもの それも楽しめ
同情に付き合う気はない
リアリスト勝手にしろよ
番狂わせ壊してしまえ
出典: 決戦スピリット/作詞・作曲:HoneyWorks
一定の実績や評価を得ている選手やチームはそれに応じたプレッシャーがかかるもの。
家族に期待されたり、彼女を試合に呼んじゃったり。
それでなくても3年生にとって最後の大会で負けたらそこで終了、そんな重圧を抱えて戦うのはやはり辛い。
ですがこの青春を賭けた舞台は二度と戻っては来ません。
それに選手たちが背負っているものは競技と切り離せないかけがえのないものです。
存分に青春を謳歌し、背負うものに感謝して戦いに挑みましょう!
時にはその境遇に同情されることもあるでしょうが、どこ吹く風です。
またリアリストは「どうせ無理だ」と辛辣に批評するかもしれません。
それもこれも全てはプレーで吹っ飛ばす。
下馬評を裏切る金星を挙げ、これまでの評価を壊してしまいましょう!
情熱のまま行け!
Break out このまま燃え尽きたって
Break out 恥じることない生き様
Break out 感情の高鳴り
力に変えてけ
出典: 決戦スピリット/作詞・作曲:HoneyWorks
ここで語られる恥ずかしくない生き様とはどんなものなのでしょうか?
それはやはり完全燃焼する、ということなのでしょう。
たとえ負けたとしても、自分なりに最善は尽くしたのなら胸を張れるはずだと。
そして高ぶる気持ちを解放して悔いのないように生き生きとプレイすれば、どんな結果でも恥じることはないはず。
まだ進める!
We are 勇敢な心
We are 前進あるのみ
Winner 満身創痍で
足掻け足掻け足掻け
掴み取れ
出典: 決戦スピリット/作詞・作曲:HoneyWorks
勇敢であれ。
それはなにも絶好調時のメッセージではありません。
いやむしろ苦しい時だからこそ勇気ある前進が必要になるのではないでしょうか?
ズルズル負けるのではなく、リスクを取って活路を見出すのです。
怪我持ち疲労困憊上等、それを言い訳にせず藻掻きまくって手にした勝利は何物にも代えがたいでしょうね。