乃木坂46(生田絵梨花)が歌う【あなたのために弾きたい】はこんな曲
2015年にリリースされたアルバム『透明な色』収録曲
2015年にリリースされた乃木坂46のアルバム『透明な色』をご存じでしょうか。
タイトルの通り、無色透明なイメージが収録選びにも作用したといえる作品。
攻めの1曲やノリノリのダンスナンバーというよりは、しっとりといつまでも聴いていられるアルバムです。
そんな『透明な色』の中でも、今回は生田絵梨花が歌っている【あなたのために弾きたい】に注目してみました。
彼女が弾いているピアノの旋律でも、楽曲のコンセプトや世界観を十分感じられる作品です。
最初は記憶の回想なのでつたないピアノですが、成長していくにつれ滑らかな演奏に。
1つの曲の中で主人公の成長過程を表現しているようです。
まずはこちらのリンクより実際の楽曲をお聴きください。
生田絵梨花の歌唱&演奏動画
生田絵梨花の半生が投影されている?!
【あなたのために弾きたい】も、例のごとく秋元康氏作詞の楽曲です。
しかし、聴けば聴くほど生田絵梨花自身のことを歌っているような感覚になります。
恋愛ソングといわれればそうなのですが、そこよりも注目すべきは「夢」でしょう。
夢についての楽曲をピアノの弾き語りで歌うのですが、彼女の半生を投影しているともいわれています。
このポイントを頭に入れて歌詞解説に進んでみてくださいね。
歌詞の意味を考察!主人公が叶えたかった夢はどうなった?
それでは、ここからは【あなたのために弾きたい】の歌詞に迫ってまいりましょう。
歌っている生田絵梨花の、美しくて透明感のある彼女らしい歌声が心地よい本楽曲。
一体どんな想いが綴られているのでしょうか。
歌詞に出てくる主人公は生田絵梨花本人と仮定して読み進めてみましょう。
そして「あなた」と呼ぶ、主人公が想いを寄せる相手が登場します。
これはファン1人1人のことだとも仮定できるので、そんな目線で読んでみてくださいね。
それでは早速参ります。(繰り返し部分は一部割愛)
小さい頃の夢は「ピアニスト」になること
幼い頃 近くにある
ピアノ教室に通い始めた
小さな手で白と黒の
鍵盤を行ったり来たり…
出典: あなたのために弾きたい/作詞:秋元康 作曲:近藤圭一
小さな頃の習い事。
主人公は家の近くにあったピアノ教室でピアノを習っていました。
きっかけは単純に「近所だから」とか「友達がやっていたから」かもしれません。
単純なきっかけだったかもしれないけれど、今までピアノを続けてきたのです。
小さな頃からきっといくつもの楽曲を練習し、弾けるようになってきたのでしょう。
歌詞の3行目~4行目によってそのことが分かります。
きっとピアノを弾くことが好きで、一生懸命練習していたのが想像できますね。
夢を見つけて頑張ってきた
いつの日にかコンクールで
優勝したい
世界的なピアニストに
なるのが夢だった
出典: あなたのために弾きたい/作詞:秋元康 作曲:近藤圭一