風が吹いていく この翼広げて 飛び立っていく
守りたいものがあるなら 人は強くなれるから
この愛という果てしない空を行くのさ
出典: 約束の翼/作詞:MISIA 作曲:Jun Sasaki
夢に向かって飛び立つための滑走路が見えています。風は少し強いけれど恐れることはありません。
手の中にあることを確信した、大きく強い翼です。夢を目指して空に広げました。
不安や心配は尽きないけれど、目の前にいる君がネガティブな感情を消してくれます。
夢に向かうことを許してくれた君を悲しませたくありません。
翼が夢に向かって広がるのを見て欲しいのは君です。約束を果たすための君という存在、そして君からの愛。
楽曲の中のサビの部分ですが、最初はゆるやかに歌に入っていきます。次第に思いを強くするMISIAの歌声。
夢へ向かう歌の主人公を一緒に応援したくなる力強さで歌い上げました。
密かに考えている夢がある人なら、翼を手に入れる準備に取り掛かろうと心が動く歌詞です。
その先を目指して
最初からサビまでの心の動きが、ここまでの歌詞に綴られていました。
夢への決意と迷い、そして葛藤と反発の日々。
夢に向かう意志の中には、大きな愛があることもMISIAは歌詞で教えてくれました。
そして迎えた旅立ちを、MISIAが切なく強く歌に織り込みます。
別れの日では無いから
最後の約束 選んだ道を 悔やまない
眩しい光の中で きっとまた逢えるから
出典: 約束の翼/作詞:MISIA 作曲:Jun Sasaki
「最初」で始まった歌詞は、それを受けて「最後」という言葉がここで出てきます。
声にして誓った夢から迎えたこの日は、夢へ旅立つ日です。
夢への思いを最後にもう一度確認します。もちろん心に変わりはありません。
選ぶのも決めたのも自分です。君を残して旅立つ後悔も今は消えています。
それは、約束を果たした後に必ず会えることを信じているからです。
光が当たる場所に降り立つ2人の表情を思い浮かべて、広がる翼は空を目指します。
決意表明は優しさと強さで
『約束の翼』は確かに飛び立ちました。
広がった空に再確認した夢への誓い。歌詞はここでも愛を忘れていません。
すべてを愛にして…
仰ぎ見るこの空 君がいる場所へと どこかで辿り着けるだろう
迷いながらも愛 今なら分かるから 切なさを愛しさに変えて
出典: 約束の翼/作詞:MISIA 作曲:Jun Sasaki
夢を手にする日はまだ先のことと、ふと空を見上げました。
独りで見る空は君が見ている空とつながっています。
あきらめや挫折という結果を想像して独り悲しみに沈んだこともありました。
それでも自分を否定しないで夢へと歩みを進めます。
道半ばの苦しさと君に会えない寂しさも夢のためです。
自分と君を信じて会える日までの距離と時間は、希望に変えていきます。
あの日の愛があれば、独りで過ごす夜も、次に来る新しい日も受け止めることができるのです。
その後には今はまだ終わりの見えない日々が続いています。
君の優しさの中には、夢へ向かうための強い心もあったことに気が付きました。
決意が変わることはありません。決めた道を進むのはまずは自分のため。
君の笑顔と愛でまた1つ夢に近づきます。
MISIAからのエールです
ここまで歌詞は歌の中の主人公の夢への道のりを綴りました。
ここからの歌詞はまずこの歌の主人公にMISIAがエールを送ります。
でもそれは『約束の翼』を聴くすべての人に届く、MISIAからのエールなのです。
心と明日を信じて
風が吹いていく この翼広げて 飛び立っていく
叶えたいものがあるなら 人は辿り着けるから
この愛という果てしない空を行く
出典: 約束の翼/作詞:MISIA 作曲:Jun Sasaki