どこかでちょっと期待する
自分が嫌になる
つらくなるだけだと
分かっているのに
忘れようとしても忘れることができない私を
今日も優しく微笑む君の
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
好きな相手からの好意をどこかで期待している自分がいる。
そんな風に期待することで、いつか後悔してしまうかもしれません。
相手が優しくしてくれることに自分に対して好意があるのではないかと淡い希望を持つ。
けれど、それが本当に好意故なのかどうかは分かりません。
自分の好きだという気持ちを忘れてしまえれば楽なのに。
そうできないのが恋なのです。
優しさが悲しい
突き放してよ
さわらないでよ
そうじゃなきゃ
諦めきれないから
次にいけないから
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
彼女は薄々、彼が自分に対して好意がないことに気づいています。
それでも、彼の優しさにどこかで期待してしまっている自分もいるのでしょう。
彼女はその優しさが辛いのです。
諦めようとしても、その優しさに心が奪われてしまって、諦めきれない。
ここではそんな恋愛の難しさが表現されています。
後悔と涙
理想の未来
急に世界に色が付くとか 全部、嘘だ
滲んでいく目すら君を追ってしまう
あぁ やっぱりあの日かな
あぁ やっぱり悔しいな
苦しいよ 後悔と
涙が止まらない
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
彼女は、自分が恋した相手は自分のことを好きにはなってくれないと気づき始めたのかもしれません。
涙を浮かべながら、好きな人のことを目で追っている彼女。
あの日、彼に声をかけていれば違った未来があったかもしれない。
そんなことを考えているのかもしれません。
後悔が押し寄せて、それは涙となって彼女の頬を濡らしていきます。
本当の未来
数年後には多分、
私たちは会うこともなくなって
当たり前に、当たり前の恋をしてるんだ
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
この恋もいつか忘れてしまうかもしれない。
そんなことを彼女は予感しているのでしょう。
今までしてきた恋愛と同じように、この恋も特別ではなくなってしまう。
彼への気持ちも薄れ、次の恋に進んで行っている自分の姿を想像しているのでしょう。
どこか時の流れの切なさを感じさせる表現です。
この恋の最後
話がしたい
話があるよ
聞いてほしいよ
ねぇ、なんか ごめんね。
これが最後だから
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
溢れ出す彼への想い
話があるよ 聞いてほしいよ
もう なんか泣きそうになるんだよ
よく分かんないけど
急に世界に色が付くとか全部嘘だ
滲んでいく目すら君を追ってしまう
あぁ やっぱり眩しくて
あぁ やっぱり優しくて
悔しくて 苦しくて
やっぱ好きだな
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada