何処へ行ってもアウトサイダー 継接ぎだらけのハングライダー
本物なんて一つもない でも心地いい
ビニールハウスで育ったアベリア 偽物なんだってだからどうした?
本物なんて一つもない
出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l043419.html
考えてみれば、この世界には偽物が溢れています。
太陽を浴びずに育った観葉植物も、偽物と言えばそうかもしれません。だけど、だからどうだというのでしょう?香りが美しいことに、偽りはないのだから。
ムーンライト 幽かに明るい部屋 なだらかなノイズ 効き目薄いボルタレン
オールライト テーブルの向こうに 裏返しのアイフォン 今回は誰のスパイ?
出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l043419.html
月光が緩く差し込む深夜の部屋で、軽く頭痛を感じる主人公。
昨夜、一緒に食事を取った彼女の携帯は裏返しのまま、何度もヴァイブレーションが彼女を呼んでいました。
「出なくていいの?」
「大丈夫、あとでかけ直すから。」
彼女を呼ぶ相手に、主人公はひどくざわつく思いを覚えます。
イメージしよう プールの底で眺める水面 イメージしよう イメージ
教えてよ 何もかも終わらせる言葉を 教えてよ
出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l043419.html
水底に沈み込むような憂鬱な想いが、彼を襲います。
いっそのこと、彼女の全てを自分の中から終わらせられたら。
鳴り止まないカーテンコール そこにあなたはいない
鳴り止まないカーテンコール そこにわたしはいない
出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l043419.html
自分が、自分だけが呼ばれるカーテンコール、誰よりも見てほしい彼女はその場にはいません。
これはスターになった米津玄師が、今も忘れられない本物の恋を描いた歌なのかもしれません。
あるいは、恋してやまない「本物(オリジナル)」になりえない苦しみを描いた、生みの苦しみの歌なのかもしれません。
あなたにはどう聞こえましたか?
終わりに
いかがでしたか?
名盤と名高い「BOOTLEG」、筆者がいちばん好きなナンバーがこちらの「Moonlight」です。
エレクトロの名手であった米津玄師の新たな一面が垣間見えるこの楽曲、歌詞もやっぱり一癖あって素晴らしい。今後も聴き込んでみたいと思います。
では次回!
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