MAN WITH A MISSIONの「RAIN OF JULY」について

MAN WITH A MISSION【RAIN OF JULY】歌詞解説!「僕」は何を祈っている?の画像

ロックフェスで欠かせない人気バンドMAN WITH A MISSION(通称:マンウィズ)!

狼5人が演奏してるということもあり、印象に残るロックバンドです。

1回でも、マンウィズの曲を聴くと、もうトリコになっている方も多いのではないでしょうか?

マンウィズは、誰もが魅了されるロックバンドなのです。

そして、マンウィズといえば、ロックをイメージする方とたくさんいると思います。

ですが、今回のご紹介する曲「RAIN OF JULY」は、バラードです。

明るくてノリノリになれるロックの曲しか知らないという方こそ、ぜひ聴いてほしい楽曲

ますます、狼5人の魅力にハマり、ますますファンになること、間違いなしです。

今回は「RAIN OF JULY」の歌詞や曲に対する想いについて解説いたします。

東日本大震災の被災者と被災地に想いを込めて…

MAN WITH A MISSIONの「RAIN OF JULY」は、2011年3月17日に当時の公式ブログにて発表されました。

2011年3月17日…。そう、東日本大震災の日からわずか6日後の出来事なのです。

彼らは、当時の公式ブログにて、声明文を出してYouTubeにて本楽曲を公開。(現在は削除されています)

当時の声明文は、以下の公式ブログにて確認ができます。

東日本大震災の被災地、被災者…。被災した様子をTVで見ている日本全国の人たち…。

マンウィズのこの行動は、恐怖や不安などでいっぱいになっていた日本に、勇気を与えてくれました。

そして、ライブハウス限定でチャリティーシングルとして発売することも同時に発表。

また、その売り上げ分は、被災地へ寄付しました。

「RAIN OF JULY」は、そんな狼5人組の平和や復興への想いが詰まった曲なのです。

「RAIN OF JULY」の歌詞を解説

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それでは、本題であるMAN WITH A MISSION「RAIN OF JULY」の歌詞を解説いたします。

復興や平和への想いを込めて作られた楽曲。ですが、本楽曲はラブバラードともいわれています。

本楽曲の主役は「男性」。恋愛面で辛い思いをしている様子が表現されているのです。

辛いなかでも「信じることや願い続ける大切さ」を教えてくれています。

遠回しではあるのですが、マンウィズの平和への想いが伝わってくる楽曲になっているのです。

大好きな君のことを思い出す

七月の雨の中 涙の数を数えてた
今朝見た夢の続き 見れる気がして目を閉じた

打ちのめされて 世界の果てで 取り残されたような僕は
君の言葉を噛みしめるように 思い出して笑ってみせた

出典: RAIN OF JULY/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

「RAIN OF JULY」の出だしの歌詞です。

本楽曲の主役である男性は、どうも大好きな人とお別れをしたのでしょう。

4行目の歌詞に注目してみてください。

失恋をして「自分は1人なんだ…」と悲しい思いになっていることが想像できます。

お別れをしてしまった7月を思い出したり、泣きながら寝た日の夢ではまだ幸せな気持ちだったり…。

そんなどん底な気持ちの時に、大好きな人が話した言葉を思い出して少し元気が湧いたのです。

その「言葉」とは何なのか?それは、次の歌詞を見ると分かります。

言葉を信じていくことの大切さ

そうさ
信じ続けた数だけの奇跡が生まれるはずだと
君ははにかみながらも笑っていた

世界中を敵に回したとしても 僕は祈り続けてるよ
君に光が注ぐその日を

出典: RAIN OF JULY/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

「RAIN OF JULY」のサビです。

2行目の歌詞をもう一度、注目してみましょう。

そう。この歌詞こそ、大好きだった人が話していた言葉なのです。

女性には、叶えたい夢があったのでしょう。

恥ずかしながらも「信じていればいつか叶う」と男性に口癖のように伝えていたのかもしれません。

その夢の実現を女性の隣で見ることはできなくなってしまった…。

だけど、男性はずっと応援することを決めたのです。

お別れをしたけど、愛していた女性の幸せを祈る

男性は、少しずつ元気を取り戻して前へと進んでいく様子が表現されています。

大好きだったのに喧嘩をしてしまった…

七月の雨の音 傷跡をそっとなでてゆく
僕らの過ちを 優しく洗い流してく

出典: RAIN OF JULY/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

7月の雨が降る日、まだ女性とお付き合いをしている時期に喧嘩をしてしまった…。

些細なことから喧嘩に発展してしまい、別れることになったかもしれません。

2行目の歌詞では、そんなことが想像できます。

お互い好きなのに、喧嘩が原因で別れてしまう。

復縁をする恋人もいますが、本楽曲のこの男女はそのままお別れをしてしまったのでしょう。

なんだか想像するだけでも、切なくなりますね…。

その切ない想いを雨が流してくれたことも想像できます。