二人の暮らすこの部屋では今まで色々なことがあって、初めは緊張していたけれど今はパジャマのまま一緒に朝食を食べている。
といった、二人の様子が描かれています。パジャマのままお味噌汁を食べられるようになるまでは、きっと長い道のりがあったのでしょうね。
MVではaikoの私物が色々と使われているようですので要チェックです!椅子に座っているaikoの足が、床についていないところが可愛くてたまりません♡
4、あなたは
短い歌詞の中に"あなた”への想いがぎっしりと詰まっていて、"あなた”のことをどれほど愛しているのかというのが聞き手に伝わってきます。
aikoの曲には"あなた”と"あたし”がよく出てくるのですが、この曲もそうです。
同じ空を見ていても逢えなければ意味がない。逢えないのなら想像するしかない。といった歌詞なのですが、"あなた”はもうこの世にはいないのかもしれません。
切ない楽曲ですが、aikoだからこそ表現できる1曲なんじゃないかなと思います。aikoの歌声が、情感を感じさせてくれます。
5、恋をしたのは
36thシングルで、映画「聲の形」の主題歌として起用された楽曲です。
Aメロ、Bメロ、サビ……という構成になっているのですが、何も考えずに聴いていると「あれ?サビが来ないまま2番が来ちゃった?」と思うくらい、サビの盛り上がりはそれほどありません。
しかし、そんな気持ちで聞いていると大サビの盛り上がりで鳥肌が立ちます!
「恋をしたのは」という言葉も最初と大サビで使われているので、この楽曲は大サビに言いたいことがギュっと詰め込まれているのではないかな?と感じました。
実は最初の「Ah~恋をしたのは」は歌詞には書かれていないんですよ。きっとaikoの心の声が出たのでしょうね♡
"変わらない思い”を歌ったこの楽曲。ぜひ大切な人のことを思いながら聴いてもらいたいです!
6、ドライブモード
好きな人と一緒に過ごす時間は誰にも邪魔されたくない!
きっとほとんどの人がそう感じるのではないでしょうか。「ドライブモード」には、aikoのそんな思いが込められているんじゃないかなと思います。
メロディがとってもおしゃれで、気持ちが高まります。夏にテレビのCMで流れていそうなイメージで、これからの季節(アルバムリリース時期)にピッタリ!
頭に残ってふとした瞬間に口ずさんでしまうような1曲です。
7、愛は勝手
しっとりとした曲と言いますか、湿度が高い曲と言いますか……。
相手のことが大好きで仕方がない!という気持ちを歌っている楽曲なのですが、その"思いの濃さ”がメロディから伝わってくるような気がします。
好きで好きでたまらなくて、それがとても幸せだ。という内容なのですが、aikoの楽曲にはなかなかないタイプのストーリーになっているんじゃないかなと思います。
8、夜空綺麗
「なんかソワソワする。」
この楽曲のイントロが始まった時にそう感じたのは、バイオリンの音色と、マイナーコードのせいでした。
マイナーコードの曲は暗い印象を受ける曲が多いのですが、aikoは違う。途中から「違う曲?」と思うほどに曲調が変化するんです。これがまた気持ちいい!
歌詞の舞台は"冬”なんですが、この時期にこの楽曲を入れたのは"好きな人を思う気持ち”が"夏の始まり”のようだからなのかな?と私は思いました。
綺麗な夜空が目に浮かぶ、この「夜空綺麗」は、リピート決定です♡
9、予告
37thシングルの「予告」は、このアルバムに収録されている3つのシングル曲の中の1つです。
「今日も明日も頑張ろう!」と勇気をくれる楽曲で、辛い出来事を乗り越えて笑顔になる強い心を与えてくれます。
なんともaikoらしいメロディラインで、特にBメロの独特なリズムの"aikoらしさ”にホッとします。
明るくアップテンポな楽曲なので、1日の始まりにこの曲を聴けばその日を楽しく乗り越えることができるんじゃないかな?と思います♡
誰かに背中を押してもらいたい!というときにおすすめの楽曲です。
10、あたしのせい
タイトルを見た時に、「きっと静かでスローテンポな楽曲なんだろうな。」と思ったのですが、見事に期待を裏切られました(笑)。
「何が『あたしのせい』なんだろう?」と思っていたのですが、好きな人のことを、何もせずに諦めてしまった"あたし”への後悔を歌っている楽曲なのではないかと思います。
好きな人を失って初めて気づく"大切さ”を、明るい曲調に乗せて歌うことができるのはさすがaikoだな、と感じます。
同じような境遇で下を向いてしまっている人は、この曲を聴けばきっと元気になれるんじゃないかな?と思います!
11、うん。
「うん。」は、ジャズっぽい曲調でこれまたおしゃれな雰囲気の漂う楽曲で、スタイリッシュな仕上がりになっています。
この"うん。”というニュアンスは、誰かに向けた返答ではなく、自分を納得させているような、自分の心に問いかけているようなニュアンスの"うん。”なのだと思います。
aikoの書く歌詞にはよくあるのですが、好きな気持ちを押し込めて抑えてしまうような"片思い”のストーリーになっていて、相手を思う気持ちを綺麗に表現しています。
恋愛にはいろいろな形があり、気持ちを伝えられないこともあると思います。そんな時に心に寄り添ってくれるような1曲になっているのではないかと思います。