GLAYの【またここであいましょう】ってこんな曲
2002年にリリースされた26枚目のシングル曲
2002年にリリースされたGLAYの26枚目のシングル曲です。
【逢いたい気持ち】と2週連続リリースとなった本楽曲は、大切な人への募る想いを綴っています。
またWikipediaではこのように紹介されていました。
当時のTAKUROの私生活の影響で「Way of Difference」に続き、『逢いたい』というフレーズから始まる曲であり、それはさらに次の「逢いたい気持ち」に引き継がれる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/またここであいましょう
このように、3つの楽曲を通して【逢いたい】という気持ちが引き継がれていった背景があります。
ここにはTAKUROの私生活が投影されているとのことですが、後に発売された『胸懐』で綴られています。
気になる方は上記の画像よりAmazonに飛べますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
タイアップで話題に!
日本航空の中国キャンペーンCMイメージソングに起用
本楽曲【またここであいましょう】は日本航空の「JAL NEW CHINA」CMソングに起用されました。
日中国交正常化30周年記念のコンサートを行うことが決まりアジア進出を果たすことなったGLAY。
このコンサートによりサポート企業だった日本航空の中国キャンペーンのCMソングへの起用となったわけです。
そしてその後、日本国内だけでなく中国でもGLAYというアーティストの存在が知られることとなりました。
今やアジアでも活躍する彼ですが、そのきっかけにもなったのが本楽曲だったのかもしれません♪
約束の地へ行く理由を歌詞から紐解く
それでは、ここからは【またここであいましょう】の歌詞をじっくりと紐解いていきたいと思います。
“約束の地”とはどこなのでしょうか。
そして、“今すぐ逢いたいのに逢えない理由”とは一体なんなのでしょうか。
それでは早速参りましょう。
約束の地へ
逢いたくなったらまたここへ来てよ ねえ
何気ない会話のふしぶしにある 温もりに気付くから
寂しくなったらまた逢いに来てよ ねえ
僕は行くそうあの約束の地へ 果てしない祈りを抱きしめて
出典: またここであいましょう/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
ピアノの美しいイントロからの曲入り。
第一声で1行目のように呼びかけているのは男性の主人公と仮定してみます。
男性の目線で誰かに呼び掛けていて、それは一体誰に対してなのでしょうか。
呼びかけている相手に「またここにおいで」と言っているのですが、ふと疑問に思うことがあります。
それは「逢いに行くよ」ではないということ。
自分主導でない歌詞に少しの違和感を感じました。
そして2行目の言い回しは、まるで「過去には気が付かなかったけれど、今度は気付くから。」
といっているようにも感じられませんか。
そして3行目。今度は“君がもし寂しくなったら僕のところへおいで”というニュアンスです。
この歌詞から読み取れる感情を考えてみると、4行目で出てくる「約束」がキーになっていることがわかります。
ここでひとつの仮説を立ててみましょう。
主人公である彼は過去に彼女がいて、その彼女と何か約束をしたのではないでしょうか。
その約束がどんな内容だったのかはまだここではわかりません。
何かの理由で約束が果たせなかった彼は、彼女に対して後悔をしているように感じられます。
前述した2行目の考察から、当時は会話からも温もりが感じられなかった様子がわかります。
しかし彼女と離れて思い返すと、会話の中にそういうものがあったのだと気が付いたのではないでしょうか。
そして彼から「逢いたい」と言えないのも伝わってきます。
この理由も後の歌詞でもしかしたら紐解くことができるかもしれません。
先に進んでみましょう。
「君」を失ったショックは大きく
にぎやかな街はすぐに黄昏を気取るよ
曇りがち瞳抱え いつまでも座り込んでいた
行き場のない恋 ショボイ毎日 汗まみれのTシャツで
窓の向こうにはかすかだれけど 春の匂いがした
出典: またここであいましょう/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO