EGOISTってどんなアーティスト?
アニメ「ギルティクラウン」に出てくる、架空のアーティストグループとして結成されたのがEGOISTの始まりです。
EGOISTのボーカルはアニメのヒロインである楪いのりという設定で、chellyがその歌唱を担当しています。
chellyは顔を見せることはないのですが、その2000人を超える応募者の中から選ばれた歌声と、Twitterで見せるアニメや漫画好きという親しみやすい一面や、とても絵が上手いという意外な一面でも人々を魅了しています。
ボーカロイドの「初音ミク」を使った楽曲でも話題になったクリエイター集団、supercellのコンポーザーであるryoがプロデュースをしています。
EGOISTが主題歌を担当したアニメ作品は?
そんな「ギルティクラウン」のアニメの中から飛び出したEGOISTですが、アニメが終わった後も活動を続け、多くの人気アニメの楽曲を担当しています。
例えば、アニメ「PSYCHO-PASS」においては、エンディングテーマを前後期に渡り担当し、前期の「名前のない怪物」も、後期の「All Alone With You」も名曲と呼ばれる楽曲となりました。
また、人気アニメ「甲鉄城のカバネリ」の主題歌「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」では圧倒的な歌唱力と過酷な運命に立ち向かう人間たちの姿を描いたアニメの世界観を表現した楽曲で話題になりました。
また現在(2017年9月19日)放送中のアニメ「Fate/Apocrypha」のオープニング「英雄 運命の詩」もEGOISTの楽曲で、2017年8月28日付のオリコンランキングでは最高5位を記録しています。
EGOISTのアルバム「Extra terrestrial Biological Entities」
そんな大活躍のEGOISTですが、実は、アルバムに関しては「Extra terrestrial Biological Entities」しか発売していません。
そのため、アルバム一覧というタイトルにも関わらず一作しか紹介できないのですが、このアルバムがとてつもない名作なので、今回、アルバムから5曲をピックアップして紹介したいと思います。
「原罪の灯」
「原罪の灯」は「ここに証そうお前の名をご覧あれが生命なる灯」というシンプルな歌い出しが頭から離れなくなる一曲。
シンプルだからこそchellyの声の良さが最大限に味わえる楽曲でもあります。
一曲目としてはインパクト大ですよね。
The Everlasting Guilty Crown
「The Everlasting Guilty Crown」はアニメ「ギルティクラウン」のオープニング曲になった一曲でもあり、物語の世界観を見事に表した楽曲です。
イントロから鍵盤の入り方が印象的なほか、トランス風の楽曲にロック感もプラスされた楽曲で、アニソンらしさもありつつ、楽曲としても評価が高い作品です。
「Extra terrestrial Biological Entities」
アルバムタイトルにもなっている曲名の「Extra terrestrial Biological Entities」は略するとEBE(イーバ)で、地球外生命体という意味です。
ヒロインのいのりは金魚をモチーフにしているそうです。
人工を介していないと生命が維持できない金魚と、同じように人によって生かされ、人のためにしか生きることができない地球外生命体であるいのりの存在を重ねて、このタイトルにしたというようなことを以前のインタビューでryoさんが語っていました。
儚い命と、世界を変えるような出会いを歌ったこの曲は主人公といのりの出会いを歌っているといえるでしょう。
「Planetes」