Hump Back ライブ定番曲
2018年あたりからその知名度を徐々に高めていき、今ではロック好きなら知らない人はいないでしょう。
ただ、ガールズバンドといっても、楽曲にポップな可愛さは一切ありません。
彼女たちが奏でるロックは、さながら男性バンドのような力強さ。
筆者はVo.林さんの飾らないストレートな歌声を聴いたときに、心を鷲掴みにされました。
しかし、彼女たちの本当の力強さを感じるにはライブに行くしかないでしょう。
会場全体が一体になり、腕を掲げて飛び跳ねるファン、会場に響き渡る彼女たちの歌声。
汗だくになりながら、全力で歌いきる彼女たちの姿はライブでしか見えません。
第10位~8位
ヒーロー
憧れのアーティストを目指して、少女が歌い続けるという歌です。
Vo.林さんの想いを、そのまま歌った曲といってもいいでしょう。
Hump BackはVo.林さんを除いて、メンバーの脱退、加入を繰り返してきました。
何回もメンバー間で、ぶつかりがあったはずです。
歌詞の中でも、その様子は綴られています。
そうだ、失くしたものが多すぎた
あの日 あの時 落としたもの
汗か 涙か あの歌か
古いギターアンプの音
出典: ヒーロー/作詞:林萌々子 作曲:林萌々子
何があっても自分を貫いていく、彼女の力強さの原点が垣間見える曲です。
高速道路にて
毎日同じことの繰り返しに飽きていませんか?
何もかも投げ捨てて旅に出たいときに、この歌はおすすめです。
ドライブに出かけるときに一曲入れておくと、車内でノリノリになれますよ。
メロディーは「高速道路にて」のタイトルの通り、疾走感溢れるリズムです。
歌詞の方は何か行動を起こしたくなったとき、始めの一歩を踏み出すときに勇気をくれます。
あぁもうやめた
誰かになるのはやめたんだ
あぁもうやめた
負けを嘆くのはやめたんだ
まだ知らないままの少年
何を思って生きてく?
出典: 高速道路にて/作詞:林萌々子 作曲:林萌々子
年をとると、ついつい夢を諦めて望んでもいない人生を歩んでいる自分に気づきます。
当たり障りのない人生、もちろん悪いとは言いません。
けれど、あの時他の道を選んだらどうなっていたのか?
そんな過去を悔いるなら「今」動き出せよとこの歌は教えてくれます。
VANS
新しい靴を買ったんだ
出典: VANS/作詞:林萌々子 作曲:林萌々子
そんなフレーズから始まるこの歌は、聴いていると高校生の頃の自分を思い出します。
毎日が自由で、部活のメンバーと他愛のないことを笑い合う日々。
何気ない幸せがあのときあったのだと、今になって感じます。
林さんのあどけなさ残る歌声が、この歌に歌詞以上の深みをもたらしていますね。
今でこそ売れっ子になった彼女たちですが、等身大な彼女たちが聴ける貴重な一曲です。