『僕らのマイノリティ』のMVをチェック!

僕らのマイノリティ

ヴォーカルREISの少女時代?

この曲は前奏無しで始まります。

もちろんMVも同じです。

ヴォーカル「REIS」のアップのシーンから、向かい側で顔を見合わせながら歌う少女

「REIS」と同じ緑のブレザーを着ている事から、どうやら「REIS」の子供時代の様です。

そのまま観進めていくと、『DADARAY』の他のメンバーの子供時代と思われる、あと二人も登場します。

「休日課長」の子供の頃、なんかちょっと笑えます。

このMVでは、メンバー全員の子供時代を演出する事で、大人になってもまだ「未熟」な自分の芯の部分を表していると解釈できます。

そんな事が少し分かった所で、次から歌詞を深く探ってみましょう。

作詞・作曲ともに「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音によるものです

マイノリティ=社会的少数者

【僕らのマイノリティ/DADARAY】子供DADARAYが登場で話題のMVと歌詞の意味を解説!の画像

奇妙に歌う

sing sing sing sing oddly
ぶつくさぶつくさ言うより
sing sing sing sing oddly
目覚める僕らのマイノリティ
街が鳴いている
聞こえる波を感じる
僕らが青いの
ひたすら感じる
でも

出典: 僕らのマイノリティ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

自分が人とは少し違っている事を自覚している様です。

マイノリティとは社会的少数者という意味

周りを見渡してみると、自分とはなんとなく違う空気を感じます。

だからといって、別に馴染まなくてもいいと思っているのでしょう。

個性が強いんですね。

そんな自分を自覚している様子が、この冒頭の部分で十分に感じ取れます。

sing sing sing sing oddly
ぶつくさぶつくさいうより
sing sing sing sing oddly
ここで気付いてよ
気付いてよ 気付いてよ
真ん中から 芽吹く心の静けさに
さよならは言わない
ぶしつけな成長を許してね
小さな罪を置いてくわ
無意識にね
自分を青くしちゃうの
頑張れるのにな
自分に疑いの目
向ける勇気を持てたら
でも

出典: 僕らのマイノリティ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

MVでも表しているように、今自分の中にある成長しきれていない部分と葛藤している様です。

子供の頃の自分が長い髪を自分の手でバッサリと切るシーンなどは、子供から大人への変化を意味しているのでしょう。

この部分の歌詞を見ると、分かっているのにできないそんな弱い自分を強調させています。

でもこれは、特別な事では決してないと思うんです。

皆自分の弱い・未熟な部分を見て見ぬふりして生きてるでしょ?

逆に言えばその様に生きていかないと押し潰されてしまいますよ、この世知辛い世の中なんて。

ホントはもっと自分やれるんだけど、頑張れない。

この曲の主人公は自分を甘やかします。

歌ってる方がマシ

【僕らのマイノリティ/DADARAY】子供DADARAYが登場で話題のMVと歌詞の意味を解説!の画像

※sing sing sing sing oddly
ぶつくさぶつくさ言うより
※繰り返し

ここで気付いてよ
気付いてよ 気付いてよ
真ん中から 芽吹く心の静けさに
さよならは言わない
ぶしつけな成長を許してね
小さな罪を置いてくわ
ここで気付いてよ
気付いてよ 気付いてよ
真ん中から
芽吹く心の静けさに
僕らのマイノリティ
ぶしつけで悪かったって思って
小さな罪と生きるんだ

出典: 僕らのマイノリティ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

不平不満を口にする位なら、妙な歌でも歌ってる方がまだマシ

僕らにも言いたい事いっぱいあるさ。

悪い所だって、これでも分かっているつもりなんだ。

大人になってしまった自分は、周りと比べりゃちょっと変わってるけど、見て見ないふりしてくださいよ。

気付いただけ、まだいいでしょ?

自覚してるんだからさ。

未熟な自分

【僕らのマイノリティ/DADARAY】子供DADARAYが登場で話題のMVと歌詞の意味を解説!の画像

MVに登場する子供時代の意味

この歌のテーマは「未熟な自分」です。

まだまだ、成長途中ですっていう事を言いたいのではないでしょうか。

だけど自分の全部を出していないだけで、ホントはもっとできますよ自分!みたいなほんの少しの自信みたいなものも感じ取れるんです。

自分のダメな部分を知っている人っていうのは、強いです。

どうすれば成功するのかの術(すべ)を知っているという事になりますから。

誰でももっている弱い部分を、MVに子供を登場させる事によって「未熟」を表現する。

なんか深い意味を持って制作されたMVですよね。

今一度、そんな事を踏まえながらご覧になってみてはいかがでしょうか。

川谷絵音の作詞・作曲