胸ドキドキ ワクワク 体ノリノリ♪
お尻ふりふり エンジンブンブン 良い気分
スッゲー情熱あっから ゼッテー誰にも渡したくはねー
ダッセー飛び方でもいいから 上へ飛べ デッケー夢持って
出典: ミツバチ/作詞:遊助 作曲:遊助,N.O.B.B
先ほどの歌詞で「イケメン」というフレーズがありましたね。
ということは、ここで出てくる「ミツバチ」は女性目線なのでしょう。
歌詞を書いているのは遊助ですが、「ミツバチ」の世界では働きバチの多くがメス。
それを現代を生きる女性たちに例えているのではないでしょうか。
蜜を探しに行く時の様子は、まるで好きな人に会いに行くかのよう。
恋愛じゃないとしても、例えばやりたいことや好きなもののためにテンションが上がっているようです。
カッコ悪くても「好き」とか「やり遂げる!」という強い意志が感じられます。
カッコいいですね。こんなにまっすぐに何かに向かえる姿勢って!
自分なりのやり方で
超マニアック 特攻隊長 本日も絶好調
続いて キャプテン飛び出して ”針出せ Let's Go!”
花畑に 舞い踊る 蝶々には なれない
でも少しだけでもいい 甘いミツを ちょうだい
出典: ミツバチ/作詞:遊助 作曲:遊助,N.O.B.B
働き蜂の多くがメスで、1匹の女王蜂に従うのはなんと30000~60000匹だそう。
ちなみにオスは100~2500匹程。
働き蜂の仕事は清掃、育児、造巣、食糧貯蔵、採餌、その他全般と多岐にわたります。
そしてもちろん防衛も!
巣に危険が及んだら、オスではなく、彼女たちが一目散に敵に向かっていくのです。
まさに”特攻隊!”
歌詞もそんなミツバチの習性をうまく表していますね。
そして同じ花畑で美しい蝶を見つけることもあるでしょう。
自分という存在よりも華やかで愛される蝶々に憧れを抱くかもしれません。
しかし、私たちは働き蜂。
ミツバチはミツバチらしく、花の蜜を集めましょう。
”現代を生きる女性たちよ、あなたたちらしく、蜜を手にいれよう!”
そんな前向きなメッセージが感じ取れますね。
いつも全力!レッツラゴー
高嶺の花でも関係ねぇ
草食系とかマジ勘弁
誰かがテンパりゃ助けに行くぜ
ごめん凹んだら慰めて
出典: ミツバチ/作詞:遊助 作曲:遊助,N.O.B.B
ここでは、どんなに美しく手が届かなそうな花でも関係ない!と言っています。
アグレッシブな女性たちを表していると思いませんか?
”草食系男子に声を掛けられるのを待つ?
いやいや、イケメン狙いで行こうよ!”
そんな感じでしょうか(笑)
さらに3行目はものすごく男らしい!もはや勇ましいとさえ思います。
女性の強さや逞しさが伝わってくるようですね。
でも最後はやっぱり女性らしい。
いつ何時だって強いわけではありません。
凹む時だってあるし、そんな時は助けてよね。
そんな可愛げも伝わってくるようです。
夏は一瞬、だからこそ!
バラには チクチクトゲがある チャラチャラ
アサガオ 朝は元気 昼はグダグダ
あの木にとまる鳥のように ジッとしていられない
ずっとそこにいたら もう 夏乗り越えられない
出典: ミツバチ/作詞:遊助 作曲:遊助,N.O.B.B
ここでは、バラやアサガオに例えてそのものの2面性を表しているのではないでしょうか。
女性だって同じです。
綺麗で優しくて柔らかいというイメージだけが女性ではありません。
男性のように逞しく、強く、時に大胆になることだってあります。
じっと待っているだけでは、何も欲しいものは手に入らない。
そして、一瞬で慌ただしく通り過ぎていく夏のように、手に入らなくなってしまう。
”今”やらなくちゃ!
そんな歌詞だと解釈することができました。
大事なのはなんなのか
ボス 父ちゃんが言った 仲間はずっと宝だから
女王 母ちゃんが言った その人守りなさい
出典: ミツバチ/作詞:遊助 作曲:遊助,N.O.B.B
さあ最後の歌詞です。
働き蜂のその上に君臨するボス(オス)が仲間を束ねています。
そして女王蜂、そこにいる全ての蜂の母の教え。
ミツバチの世界において、この2つが絶対なのかもしれませんね。
人間でいう、親子関係もまたこれに近いものがあるのかもしれません。