生きようとしてるその手を
消えゆく炎の中でも
(掴んで話しかけるよ 今まで本当にありがとう)
俺にいってぇ何を宿した?
今更知ったよ ごめんな… 優しさとは強さ
出典: Stronger/作詞:AK-69 作曲:RYUJA、AK-69
誰も死に抗うことなどできない。だけどそんな残り少ない生の中で、親父は俺に残してくれたものがあったんだ。
それに気づくには遅すぎたかもしれないけれど、優しさが強さになるということを教えてくれた。
だから俺は親父の手を握って、感謝の気持ちを述べたんだ。
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シーンをそのまま再現したMVに感動
人の死、特に身内の死というのは何とも受け入れがたいものです。
つい先日まで元気に話していたはずの人が、今はもう言葉を発することもありません。
体はどんどん冷たくなり、想像以上に冷え切った体に思わずのけぞることもあります。
しかし不思議と身内の死を怖いと思うことはないのです。むしろ「ありがとう」という感謝の気持ちがこみ上げてくるのです。
親孝行したいときに親は無しとはよくいいますが、最期の時になって後悔することのほうが多いのではないでしょうか。
「俺は親によく尽くした」なんて思って別れる子供などいるのでしょうか。
子供はいくつになっても子供、それが親の心情です。だからこそ、40年近く生きてもなお、親の愛に包まれているのです。
MVでは朝焼けのハーバーに向かいながら熱唱するAK-69さんがいます。
誰もいなくなったベッドは整頓され、そこに親父が眠っていたことすら嘘のように感じられます。
シーンは自宅だったり、最期の時が近づく病室だったり、スタジオだったり様々です。
しかし病室と自宅が交互に映し出されることで、よりいっそう追いつきたかった背中を表現しているようです。
「I'm gonna be stronger,I wanna be stronger」
この中にAK-69さんの想いすべてが詰まっているといってもいいでしょう。
最後のシーン、込められたメッセージは感動的ですから、是非ご覧ください。
まとめ
AK-69さんの「Stronger」は、亡くなったお父様へのメッセージが込められた曲です。
お父様が亡くなられたのが2016年末ということですが、「Stronger」はおよそ半年後の2017年6月9日にリリースされました。
生前お父様と仲が良かったけれど、自分はこうなってはいけないと思っていたAK-69さん。
気丈に見舞客に応対するお父様を見ても、親父っぽいと思ったそうです。
AK-69さんにとってお父様はいい人だったそうですが、医師から今夜がヤマと告げられます。
その翌日お父様は他界され、その時初めてお父様を尊敬したということです。
歌詞に出てくる「優しさは強さ」は、このお父様の最期に感じ取ったんだそうですよ。
ですから「Stronger」はファンやリスナーではなく、お父様への手紙として書いたAK-69さん、元気な姿を親に見せてほしいと伝えています。
こうしたAK-69さんの想いが詰まった「Stronger」、是非一度聴いてみてください。
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