肉食動物である狼は、ほかの生き物を食べなければ生きることができません。
それは、現代社会の人間も同じことです。試験で同級生に勝ったり、同僚を出し抜いたりすることは誰にでもあります。
ですが、弱肉強食の競争それ自体が生きる目的なのでしょうか?
生きる理由は、夢を見て、それを叶えるためであって、闘いは手段でしかありません。
もしも今、あなたが誰かに牙を剥いていたら、自分の夢を見つめなおしてみてください。
しっとりとした「狼に口笛を」MV
背景は薄暗く、乃木坂46のアンダーメンバーたちはモノトーンの衣装を身に着けていますね。
ですが、悲壮感が漂う歌詞とは裏腹に、曲調は意外とポップだと思いませんか?
この「狼に口笛を」のMVはダンスバージョンということもあって、悲しいどころか楽しげな雰囲気です。
乃木坂46のみんなも微笑みながら踊っていますし、「孤独な狼」というイメージとは程遠いですよね。
明るい曲の中に見える影
ただ、冒頭に響くギターのサウンドは、まるで狼の遠吠えのように、どことなく孤独な心を感じさせます。
また、ふとした時に映るメンバーの首には、狼の牙がつけたかと思われる傷が……。
乃木坂46のアンダーメンバーも、狼のように孤独に生きる人たちにエールを送ると同時に、自分たちを狼に重ねあわせているんでしょうか。
選抜メンバーになれなかった、だからといって大切な仲間を蹴落としたくはない、あくまでも自分の夢のためにがんばりたい……。
「狼に口笛を」は、乃木坂46のアンダーメンバーが歌っているからこそ、説得力を持つと言えるのではないでしょうか?
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