01:07からは、メンバーゾンビのように疲れ切った顔で、ゆっくりと夜の町を徘徊してます。

今まで目まぐるしいスピードでシーンが切り替わっていたPVですが、このシーンは30秒近く使ってます。

PVのトータルが02:14であることを考えるとかなり長い印象です。

しかしこの後の急展開を考えたら、ここでの溜めは必要だったのかもしれません。

ついにメンバーが走り出す!

そしてシャウトと共にメンバーが走り出します!

やっと吹っ切れたということでしょう。

しかしその走り方がなんとも間抜けです。

一番感動するところのはずなのですが、そこはやはりどこまでもTHE ENTHということでしょうか。

よく見ると、冒頭で登場した北斗の拳風のキャラや、可愛い動物たちが再登場して一緒に走ってます。

解釈不能の意味不明さが痛快

このPVを通して一番シュールでくだらない展開が待ってます。

まず四つん這いの状態のデカい唇と全裸の化け物が登場。

メンバーがそのモンスターの口から入って通過。

お尻から出てきたメンバーはなんと全裸になっていました。

前を隠すことなくそのまま走ります。いくらアニメでも前くらい隠して欲しいものです。

そして同じ化け物を同じように通過して、とうとう全身がい骨に・・・。

もはやシュールすぎて解釈のしようがありません。

そしてフィナーレ!

01:40~がい骨が向かった先には、コック姿で料理をしているメンバーの姿。

何故かここだけ顔が実写です。

そして出来た料理を食べたメンバーがまたもや北斗の拳風のキャラクターに変身します。

ラストはサビ!3人のバンド人生は続いていく

それでは最後の歌詞をチェックしてみましょう。

ああ、どこ行けば自由を探し出せるだろう

どこ行けば

出典: URCHIN PHANTOM/作詞:Daiki Kato 作曲:Daiki Kato

そして北斗の拳風のキャラに戻った彼らは、地平線に向かって帰って行きます。

ラストに至るまでに散々弱音を吐いた彼ら。

冒頭と同じ歌詞が歌われても、その背中からは「とりあえず頑張るしかない!」という決意がみなぎっています。

最後にはお互いの拳を合わせてPVが終了。

最後に

簡単にですが、彼らの曲「URCHIN PHANTOM」のPVを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

アーティストとしての苦悩を歌いつつも、曲調はとにかく王道のメロコアサウンド奏でる彼ら。

さらに己の悩みを茶化しつつ、おふざけ要素満載のPV

アーティストとして一皮剥けたと言ってもいいでしょう。

もしこの記事を読んで、さらにこのアーティストが知りたいと思ったら、ぜひ他の曲も聞いてみて下さい。

特に「ムーンレイカー」は彼らの代表曲として人気があります。

「URCHIN PHANTOM」とは違い、おふざけなしの重厚なメロコアサウンドを楽しめます!

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