スキマスイッチ「ゴールデンタイムラバー」投稿された動画とは?歌詞ページありの画像

この手で掴め

絶好のゴールデンタイム この手で掴め
渾身のポーカーフェイス キメて仕掛けるよ
イリュージョンの世界へ引きずり込んで
際限無いプレッシャーゲーム スルリと抜けて
栄光のボーダーライン 飛び越えるために
ハウメニー? どれくらいの代償がいる?
手放したくないもんはどれ?

出典: ゴールデンタイムラバー/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

運が自分のもとへ回ってくるゴールデンタイム、いわゆる「ツキ」を掴めれば、勝利はぐっと近づきます。

それを掴むために必要なのは、大きなプレッシャーの中でも冷静な表情・思考で状況を見て、勝負に出るタイミングを見極める判断力です。

戦いでは時に失うものもあります。より大きな勝利を勝ち取るために、何かを代償として手放さなければならない場合もあるでしょう。

それは、小さなゲームや試合などの勝負から「人生」という大勝負まで、どんな戦いにも共通する鉄則です。

黙って勝ち取れ

ロンよりショウコなんだ 要は結果を出したもんが勝者だ
沈黙は金だ 口が過ぎればバレるんだ
感覚を研ぎ澄まして慎重に流れを読み切れ
現状の勝率 何パーセント?
かち割るのは堅実なゲームセンス 潜む影法師は悪魔か
男ならば 潔く散ってやるくらいの覚悟で挑め

出典: ゴールデンタイムラバー/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

元々麻雀をテーマに作られていたというこの曲。「ロンよりショウコ」には、「論より証拠」と麻雀用語の「ロン」をかけてあるのでしょう。

勝負で重要なのは最後の結果。そのためにべらべらと喋って手の内を明かしては勝てる勝負も勝てなくなります。

大切なのは黙って思考をめぐらせ、状況を見極め、勝利を掴むことです。まさに「論より証拠」ですね。

そして勝利を掴むための最後の一歩では、ときに大きな賭けに出なければいけない場面もあります。

そんなシチュエーションを前に尻ごみしてしまうか、潔く散る覚悟を決めて勝負に出るかが勝敗を分けます。

危ない橋を渡れ

逆境のクラップユアハンズ 奮い立たせて
斬新なファイティングスタイル ギリギリを攻めろ
アテンション!危ないぜ 限界超えて
最高のフェアリーテイル 歴史に刻め
完勝の瞬間を見せつけるために
アーユーレディ? くぐもった迷いなど捨て
バベルの階段をあがれ

出典: ゴールデンタイムラバー/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

勝敗を決める最後の大勝負は、一歩間違えれば負けてしまうギリギリの綱渡りです。

「フェアリーテイル」とは「おとぎ話・信じられない話」という意味を持っています。

大きな賭けに出て見事勝利を掴み、それが俄には信じられないような名勝利として語り継がれる。

そんな野望を抱く勝負師の心境が表れていますね。

人間の愚かさの象徴でもあるバベルの塔。しかしその愚かな欲望こそが、人を大勝負に駆り立てます。

人類がひたすらに上を目指した塔の頂上を目指せ、という表現からは、勝利を掴みとれ、という主人公の自分への励ましの気持ちが感じられますね。

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最後にたどり着くのは

女神のように笑みを浮かべる 君の魅力に取りつかれて
誘われるまま堕ちていく
心に住みついた欲望 膨れ上がる果てなき夢
誰も僕を、止められない

出典: ゴールデンタイムラバー/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

「君」というのは勝利や、それによって得られる栄光を指しているのでしょう。

勝利の魅力に溺れて、それに夢中になって周りが見えなくなる。そうやって野心・欲望に取りつかれた人間は、どうやっても止まることはありません。

逆境のクラップユアハンズ 奮い立たせて
斬新なファイティングスタイル ギリギリを攻めろ
アテンション!危ないぜ 限界超えて
最高のフェアリーテイル 歴史に刻め
驚愕の大逆転 華麗に決めるよ
ドゥーユーノウ?運命は奪い取るもの

バベルの頂上に差す太陽(ひ)の光を浴びろ

出典: ゴールデンタイムラバー/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ

神話では神のもとへ近づこうとして作られた「バベルの塔」は完成を間近にして崩れてしまい、人間の欲望が達成されることはありませんでした。

その「頂上」に立つということは、あくなき欲望を叶えて勝利を掴みとることを表しているのでしょう。

そうやって大勝負に勝利するために必要なのは、歌詞でもくり返し言われているように冷静な判断力や勝負どころを見極めて動く覚悟です。

それは、ギャンブルだけでなく人生のどんな勝負に対しても当てはまる真理ではないでしょうか。

まとめ

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大勝負に望む心境をリアルに描いた「ゴールデンタイムラバー」。

その歌詞は、戦いの光景が目に浮かぶようなスリリングで臨場感のある表現に満ちています。

穏やかなポップバラードを歌うそれまでのスキマスイッチのイメージを越えて、新しい一面を見せた彼らのひとつの転換点でもあるこの曲を、是非じっくりと聴いてみてください。

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