もしももしも今死んじゃったら
泣いてくれる人はいますか?
一年いや一ヶ月も経てば
どうせ忘れられてるんでしょ?
なんかなんか超悔しいから
やめだやめだお腹空いたし
人生は最高の暇つぶし
どうせなら楽しまなきゃね
出典: 人生は最高の暇つぶし/作詞:shito.Gom 作曲:shito 編曲:HoneyWorks
自分っていったい何のために生きているんだろう。
自分の頑張ろうとしていることって何なんだろう。
アイドルとして自分は人から求められているのかな?
自分がいなくなったって、どうせ世界は毎日同じように回るんでしょ?
ひとりぼっちになる夜、ベッドに横たわるとついつい考えてしまうネガティブな思い。
けれど、ある程度考えたら萌奈は気持ちを切り替えることができるようです。
顔がもっと可愛かったら、なんてどうにもならないことで悩んでも、結局解決はしません。
お腹空いたし、もう考えるのやーめた!とうだうだ悩む気持ちをストップします。
「自分の存在意義ってなんだろう」という究極の悩みはそのまま維持なのですが…。
人生を「暇つぶし」として「楽しもう」と切り替える萌奈は本当はポジティブな女の子なのでしょう。
オンリーワンでいたいのに、外野がうるさくて消えたくなっちゃう
自分をしっかり持っていれば、外から何を言われても揺らがないはず。
けれどそんなに甘くはないし、自分に対する雑音を止めることができないってよくあることです。
負けず嫌いの萌奈は、とりあえず自分の中のどす黒い気持ちはきちんと認めています。
オンリーワンが大切という割には、世間ってランキングしたがるよね
ランキングだらけ
オンリーワンでいいのに
もしそうならばこの世界は
きっと楽になれたでしょ
ディスって笑いを取ろうとするやつ黙ってろ
何にも知らない関係ないやつ出しゃばるな
ああもう面倒だな
消えちゃえば楽かな
出典: 人生は最高の暇つぶし/作詞:shito.Gom 作曲:shito 編曲:HoneyWorks
最近の世の中はSNSの影響で、だれもが人を評価・評論し、勝手に決めつけたりディスったりが可能です。
アイドルという世間から注目される公人であるならなおのこと、批判されやすく悪口は言われやすいもの。
そして当然アイドルだって人間なんだから傷つきます。
ランキングで順位が決められてしまうことで、自分に優劣をつけられたように見えたり。
オンリーワンでいいはずなら他人から否定も批判もされないのに、常にジレンマだらけ。
自分に素直に楽に生きていきたいのに、批判の矢面に立つアイドルをやっている。
もうこんなんだったら、自分がこの世からいなくなったほうが楽かもしれないな。
それでも負けず嫌いの萌奈は心の中で、勝手なことばかり言う世間に毒づきます。
現代のSNS疲れに負けずと立ち向かっていく萌奈がかっこよく見え、応援したくなる瞬間です。
トップニュースには載りたいけれど、載ったとして一瞬のこと
もしももしも今死んじゃったら
トップニュースしてくれますか?
どうせ流し見とかされちゃうし
喜ぶやつとかもいたりね
なんかなんか超むかつくから
やめだやめだドラマ見たいし
人生は最高の暇つぶし
どうせなら楽しまなきゃね
出典: 人生は最高の暇つぶし/作詞:shito.Gom 作曲:shito 編曲:HoneyWorks
スマホ片手に「もしも今自分が死んでしまったら」と考える萌奈。
トップニュースになるかな?と思うあたりはやっぱりアイドルなのです。
でも、たとえトップニュースになっても、みんなはスマホをスクロールして流し見して終了。
そんなドライな世の中であることも若くして理解している彼女です。
せっかくこんなに悩んで考えていても、たとえニュースになったとしてもすぐに忘れ去られてしまう。
そんな世の中の薄情さを知り尽くしているからこそ、そこに多くは求めようとしないのでしょう。
むかつくから考えるのもやめて、ドラマでも見ようと気持ちを切り替える彼女はあくまで前向きです。
他人が勝手なことを言う世の中は「みんなすぐ忘れてしまうんだから」でスルー推奨かもしれません。
人の目を気するより、そんな世の中だからあえて世の中の自分が楽しむことにフォーカスしてみること。
それが萌奈流であり、現代に生きる私たち誰もが参考になる生き方のような気がしてなりません。
スマホの中の世界に惑わされずに、自分の目で世界を見よう
スマホばかりを見ていると、たくさんの情報があふれていて時間が経つのも忘れてしまいます。
ですがスマホは「目を引く」タイトルばかりが目についてしまうのもまた事実です。
スマホを見ずに、自分の目で世界を見ていこうよ、というのが萌奈なのです。
いつかはお墓に入るんだから、焦らず気楽にいこうよ
いつかはお墓に入るし
急ぐ必要もないし
肩の力を抜いて
気楽に気楽にね
画面見てないで上を向こう
空を見るのいつぶりだろう?
毎日の生活のどこかに隠されてる幸せ探し
出典: 人生は最高の暇つぶし/作詞:shito.Gom 作曲:shito 編曲:HoneyWorks
確かにいつかはみんな死んでしまう。
だからあえて自分からその死期を早める必要だってないし、もっと気楽に生きていこう。
この歌できっと萌奈が最もいいたいのは、この部分なのです。
アイドルという立場だからこそ、一般人よりもっと苦しくつらいことも多いに違いありません。
それでも自分のあるがままを否定せず認めて、弱くても、性格悪くてもいいじゃんという開き直りの精神。
萌奈のぶつかって倒れてはまた立ち上がる不屈の精神が感じ取れます。