Perfume
難解なシンクロダンスと本格派テクノポップサウンド、女の子のリアルを描き出す歌詞、そしてハイテク技術とのコラボレーション。
Perfumeに夢中になるファンは、そんな彼女たちの魅力に今日も魅了され続けています。
シンクロダンス
2020年、開催がいよいよ迫ってきた東京オリンピック。2016年のリオオリンピックでは、東京五輪へ向けた華やかな引継ぎ式が執り行われました。
その歴史的な祭典で、ダンスの総指揮を託された人物こそPerfumeの恩師・MIKIKO先生です。
12歳の頃から同じアクターズスクールで芸を磨いてきた3人ですが、そんな彼女たちが最初に師事したのがMIKIKOさん、そのひとでした。
その運命の出会い以来10年以上、Perfumeのダンスの世界はMIKIKOさんとPerfumeの3人によって作り出されているのです。
ハイヒールで紡ぐ詩の世界観は、完璧なシンクロダンスでしか表現しえないもの。
今日も世界中のファンが、Perfumeのダンスに喝采を送ります。
テクノポップ×乙女心
もうひとりのPerfumeの恩師といえば、サウンドクリエイター・中田ヤスタカ、そのひとでしょう。
2003年よりPerfumeのプロデュースを開始した彼は、その頃まだ主流ではなかったテクノポップサウンドの楽曲を提供し始めます。
MISIAやCHEMISTRYなど、高い歌唱力でR&Bを歌い上げる歌手が全盛だった当時、力の抜けた歌声を始動する彼に反発もしていたというPerfume。しかし次第に彼の作り出す音楽の魅力へと目覚めていきます。
そんな中田ヤスタカサウンドの基本といえば、「テクノポップ×乙女心」。
ダンスフロアに集まる音慣れした大人たちを熱狂させるような本格的なテクノポップサウンドにぶつけるのは、純真すぎるほどの乙女な歌詞という大胆なギャップ。
この大胆なギャップが、邦楽の世界にテクノポップの一大ブームを巻き起こしたのです。
ライゾマティクス
Perfumeの最後の武器は、ハイテク技術とのコラボレーションです。
動く衣装や背景映像とのシンクロなど、毎回観客を驚かせるPerfumeのステージを支えるのは、新進気鋭のメディアアーティスト集団・ライゾマティクス。
最新技術をPRする広告芸術祭「第60回カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」で披露されたPerfumeの新しいショウは、狙い通り世界を魅了しました。
彼女たちが世界規模のインフルエンサーになることも、そう遠い未来の話ではないのかもしれません。