Jesus（GACKT）は○○の続編？！気になる歌詞の意味を徹底解釈！【TAB譜あり】

ヘビーロックに影響を受けたハードな音圧と重いリズムで重戦車のような曲調。切れ味鋭いGACKTのボーカルに重さも加わったロックナンバーですね。

ファンにとってはこれはうれしい企画ですね。GACKTからファンが大切にされていることがよく分かります。

しかし、今までのGACKTの曲とは違ったイメージの音楽を出したいというGACKT本人の強い要望により、

メンバー間では取り上げられなかった「Jesus」をシングル化しました。

確かにこのハードなサウンドはヘビーロックが好きな層にはハマりますが、GACKTのファン向けではないでしょう。

音像が激しすぎるので嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。

しかし、あえてGACKTは「新しいGACKT」を打ち出すためにこの曲を選びました。

ファンが気に入るであろう曲は封印して、あえてGACKTはアーティストとしての成長を選んだのでしょうね。

GACKTのストイックなアーティスト魂をみるようです♪

 新しいGACKTの世界観を体感できる「Jesus」の世界をみていきましょう。

バンドメンバーとGACKTの演奏シーンと軍人の自殺シーンとの2つのシーンから構成されるPVです。

バンドメンバーとGACKTは上下黒のシャツとパンツに赤のネクタイというスタイル。非常に洗練された衣裳です♪

曲の演奏に合わせて躍動感あふれる動きで演奏が進みます。ライブでぜひ聴きたい曲ですね。生演奏でどのような表情になるのか非常に気になります。

薄暗い室内でバンドが演奏していますが、とてもダークな雰囲気が心地良い映像。暗い画像ですが美しさも感じることができます。

映画「SAW」やデイビッド・リンチの映画の影響を強く感じます。暗くて不安な空気を醸し出しています。

激しいGACKTの動きにしびれるPVをぜひご覧になってくださいね！危険な感じもするのがゾクゾクしてファンはたまらないでしょう！！

タイトルは「Jesus」で「Maria」という言葉も出てきますのでキリスト教的世界観に影響された歌詞ですね。

傷ついた抜け殻を抱きしめている人物が登場します。

「傷ついた抜け殻」とはなんでしょうか？傷だらけで絶命してしまった人のことでしょうか。

抜け殻ということですから、もう命が絶えてしまったと考えてもおかしくはないですよね。

亡くなった人を抱きしめている人（合計2人）が描写されていると考えてみます。

空からは雨が静かに降っています。その雨が「君の涙」です。「君の涙」とは誰の涙でしょうか？

亡くなった人の涙とも捉えることも出来ますし、「Maria」様の涙とも考えることができます。

そうして、この悲しい現実は本当なのか？夢なのか？と「Maria」様に問う場面ですね。

この現実が夢なら起こしてくれ！と悲痛な心のうちも明かしています。

悲しみの雨が2人を打ち続けます。

ここで時間が少し遡ります。

亡くなった人がまだ息をしてかろうじて生きていた時間へ戻ります。

自分の命が長くないことを悟って「殺して...」と懇願しているシーン。激烈な痛みによって「死んだほうがマシ！」と思っているのかもしれません。

もともと盲目だったのでしょうか？それても何かの爆発や攻撃で突然失明してしまったのでしょうか？

何れにせよ、見えなくなった目に涙を浮かべながら天国に今旅立ちました。

今まさに息を引き取った人を抱きしめながら「これは夢だ！」と無理矢理に思い込んで自分を慰めています。

ここの夢には2つの意味があります。

亡くなった人は寝ているだけだから起こせばいいという意味と自分が夢を見ているだけだから起こしてくれという意味です。

イエス・キリストよ応えてくれ！とここで胸が張り裂けそうな叫びが聴こえます。

生き返らないのでしょうか？