主人公の心の中は焦りに満ちています。
脱落すれば自分の存在価値はなくなる…。
そう確信しているかのように。
神様、僕は気づいてしまったの楽曲の主人公は、必ずしも勝ち組ではありません。
むしろ不器用な主人公ばかりで、生き抜くために歪んでしまった自分の思考に悶え苦しんでいます。
「20XX」の主人公もまた、化け物と化していく自分の姿を客観視し、嘆いているのです。
音楽だけでなく、映画、アニメ、漫画においても、主人公は勝ち組であることがほとんど。
でも、負け犬が主役であってもいいと思います。
彼らの楽曲を聴くうちに、そう思えるようになりました。
過ぎ去る時間に「焦り」を覚え、最後までもがいて報われない…。
最後に
「20XX」はいかがでしたか?
彼ららしいテーマの楽曲だったと思います。
皆さんは「時間」をどのように使っていますか?
コツコツと努力して何かを成し遂げる…。
それが正規ルートなのかもしれません。
でも、焦ったり劣等感を抱くと、誰かの足を引っ張ることに時間を費やすことがあります。
それを始めてしまうと、いつまでも満たされない「欠けた心」を抱えて生きていく事になるでしょう。
無理矢理寿命を全うしたところで、最後に残るのは虚無感。
それがこの楽曲で歌われていた事柄なのではないでしょうか。
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