はじめに
ポップなメロディも、クールなラップも歌いこなすカッコよさで、リスナーの心を惹きつけて離しません。
『フリースタイルダンジョン』のエンディング曲
「Enter The Dungeon」は、テレビ朝日のバラエティ番組『フリースタイルダンジョン』のエンディング曲として書き下ろされました。
『フリースタイルダンジョン』は、ラッパーたちが"フリースタイル"と呼ばれる即興のラップでバトルを繰り広げる番組です。
番組内では、"モンスター"と呼ばれるプロのラッパーたちが"チャレンジャー"と呼ばれる挑戦者をラップバトルで迎え撃ちます。
チャレンジャーがモンスターを破ると、賞金を獲得できるという仕組みです。
『フリースタイルダンジョン』の公式HPです。
豪華出演者にも注目
番組のメインMC及びオーガナイザーを務めるのはZeebra、進行とナレーションはサイプレス上野が担当。
さらに、番組内で登場するモンスターにはACEや呂布カルマ、ラスボスには般若など、日本を代表するラッパーが集っています。
過去にはR-指定(Creepy Nuts)や漢 a.k.a. GAMIらも、モンスターとして出演しました。
チャレンジャーにも相当な実力者たちが集っているため、迎え撃つ彼らが放つフリースタイルも常に本気そのもの。
「怖いもの」「近寄りがたいもの」と思われがちなヒップホップをお茶の間に広める上で、この番組は非常に大きな役割を担っていると思います。
「ダンジョン」を題材に作られた3曲をチェック
フリースタイルダンジョンのエンディング曲は、ほかに2曲あります。
どちらも、1期のエンディングとして制作された「Enter The Dungeon」とは異なった切り口から『フリースタイルダンジョン』を描いています。
「Enter The Dungeon」のMV
ターバン姿のSKY-HIがリリックを繰り出すMVとなっています。
彼自身もまた、ラッパーとして世の中と戦い続けている一人であるともいえます。
このMVには、そんなSKY-HIの表情が収録されているのではないでしょうか。
「Enter The Dungeon」の歌詞をチェック
それでは、「Enter The Dungeon」の歌詞を見ていきましょう。
物語調に進んでいく歌詞ですが、ヒップホップらしく、その中には見事な韻が織り込まれています。
今回の記事では"どの部分が韻を踏んでいるか"には触れませんが、各フレーズの最後を注意深く見てみてくださいね。