逢いたいと泣く雨上がれば
空は君の居場所を照らす
想定外の風に吹かれ
明日は僕に行き先知らす
きっとまだ強がりなままで
笑う君が愛しい日々なんだよ

出典: Sunny drop/作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

ラストのサビで、“僕”は“君”を愛おしみながらも思い出に変え前に進もうとしている情景が描かれています。

両者がよりを戻すというような、100%ハッピーエンドとはなりませんでした。

しかしこのラストもまた素敵な恋の終わりが描かれています。

ではここで、この楽曲の1番最初に立ち戻ってみましょう。

逢いたいと泣く空の彼方 
変わらず笑う君が今も愛しいんだよ

出典: Sunny drop/作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

この曲の1番初めのサビ部分に残された謎が「逢いたいと泣いていたのはいったいどちらなのか」です。

ラストにかけての“僕”の心の移り変わりを加味すると、この答えは“僕”であることがわかります。

“僕”ところにより“太陽”

何年先も変わらないままで
照らし出すよいつだって君を

出典: Sunny drop/作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

このパートの歌詞で“僕”が“君”を見守っている様子が最後に綴られています。

あくまでこの楽曲は、“僕”と“君”の2人の心情を、空模様にたとえて美しく表現している楽曲です。

ただ“僕”を“太陽”に置き換えてみると、よりこの楽曲に込められたメッセージを感じ取れるでしょう。

どんなに苦しくて泣いていても、太陽は必ず私たちの頭上から優しく照らして次の道を示してくれる存在です。

太陽は“僕”に逢いたくて泣いていた“君”も厚い雲の向こうで照らし続けてくれます。

もちろん、歌詞の通りこれからの“君”も照らしてくれるでしょう。

味わい深くこの楽曲と向き合うことで、そんな希望に気付かされます。

最後に

Novelbright【Sunny drop】歌詞の意味解説!雨は何の象徴?空に投影した心情を紐解くの画像

今回はNovelbrightの「Sunny drop」の歌詞を読み解きました。

登場人物の心情を空模様に例えて表現された歌詞から、心情だけでなく景色も浮かんできます。

それによってより歌の世界観を感じることができる1曲ではないでしょうか。

Novelbrightにはストーリー性が高い歌詞の楽曲が多くあります。

こちらの記事ではその中の1つである「ふたつの影」の歌詞を解説しています。

5人組バンドNovelbright(ノーベルブライト)の「ふたつの影」は2019年9月リリースのミニアルバム「EN.」収録曲。切ない歌詞を紐解きます。

ぜひご覧ください。

こちらの記事ではNovelbrightの代表曲といえる「Walking with you」の歌詞を解説しています。

彼ららしさの溢れる楽曲ですので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

大切な人に想いを伝えたいのに、伝えることができない。照れ臭さや気恥ずかしさが邪魔をするという方もいるのではないでしょうか。今回解説していくのはNovelbrightの「Walking with you」。人生のどん底にいた自分を救ってくれた人への溢れ出る想いを歌い上げています。想いを伝える勇気を与えてくれる楽曲です。

爽やかな楽曲と心に響く歌詞人気を集めるNovelbrightに注目です!

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