ミス・パラレルワールドについて
まず、相対性理論の曲である『ミス・パラレルワールド』の収録作品など、基本情報について紹介します。
アルバム『シンクロニシティーン』収録
ポップなサウンドとユニークな歌詞で独自の世界観を構築する「相対性理論」。やくしまるえつこのささやくような歌声も魅力です。
一度聴くとクセになる中毒性の高さと謎めいた活動がファンから支持されいます。
相対性理論は自分たちを「ポップ・シークレット・プロジェクト」と称していて、バンドよりもプロジェクトとしてメンバーは捉えていることが感じられます。
実際にそれぞれのメンバーが相対性理論以外の活動も行っています。そのような幅広い活動が、相対性理論の興味深い音楽を支えているのでしょう。
そんな相対性理論の『ミス・パラレルワールド』は、アルバム『シンクロニシティーン』に収録されています。
『ミス・パラレルワールド』はアルバムのリード曲と言える名曲で、PVも制作されました。
このアルバムには、『シンデレラ』『気になるあの娘』『ムーンライト銀河』など、素晴らしい曲が多く収録されています。
『LOVEずっきゅん』のPVの暗号とリンク
『LOVEずっきゅん』のPVには、さまざまな暗号が隠されています。ファンの方はご存知の方も多いのではないでしょうか。
その中の1つに、「東ウキョウトシンハパラレルワアルド」という言葉があるのです。
この言葉は『ミス・パラレルワールド』の歌詞に登場します。
『ミス・パラレルワールド』は『LOVEずっきゅん』とリンクした曲と言えるでしょう。
このような遊び心も相対性理論の魅力の1つだと思います。
自分の目で確認したいという方は、下記の『LOVEずっきゅん』のPVをチェックしましょう。
他の暗号については『LOVEずっきゅん』の記事で解説していますので、気になる方はそちらもご覧ください。
上下を逆転させた独特なPVをチェック
『ミス・パラレルワールド』のPVは、はじめて見るととても不思議な印象を受けると思います。
これは車に搭載されたカメラの映像の上下を逆転させたのだそうです。
場所は東京都から茨城県に向かって続いている東関東自動車道なので、通ったことがある方も多いと思います。
しかし、映像を逆転させるとまったく異なった世界の映像に見えますよね。『ミス・パラレルワールド』のPVにぴったりと言えるでしょう。
リズムなどを感じさせない淡々とした映像は『LOVEずっきゅん』のPVに似ています。
『LOVEずっきゅん』の暗号が歌詞に出てくるので、意識して作られたのかもしれません。
歌詞の意味を解釈
次に、『ミス・パラレルワールド』の歌詞の意味を解釈していきます。抽象的でつかみどころがないように感じる方も多いでしょう。
しかし、それぞれの場面をイメージすると、この曲で描いている世界観が少しずつ見えてきます。
ひみつの組織登場
ひみつの組織が来て
8時のニュースが大変
都会に危機がせまる
巨大な危機がせまる
出典: ミス・パラレルワールド/作詞:真部脩一、ティカ・α 作曲:やくしまるえつこ、永井聖一、真部脩一、西浦謙助
「ひみつの組織」があらわれるという出だしから急な展開です。特撮ヒーローのオープニングみたいですよね。
そのような事態が起これば、「8時のニュース」で緊急速報として流れるでしょう。
「都会」に「巨大」な危機が迫っていることは、誰の目から見ても明らかです。
まるで他人事
暇ならわたしと来て
こわれた世界を体験
時代の危機がせまる
稀代の事態になる
出典: ミス・パラレルワールド/作詞:真部脩一、ティカ・α 作曲:やくしまるえつこ、永井聖一、真部脩一、西浦謙助