浜崎あゆみ【Free ＆ Easy】歌詞解説！くじけそうになった時…あなたを励ましてくれる…優しい声

「人の幸せを願える強さ」

その強さをくれたあの人も同じ苦しみを味わったことがあるのかもしれません。

人には誰にも言えない苦しみや経験もあるでしょう。

そのつらさを話したところで誰にも共感してもらえません。

たとえ受け止めてもらえたとしても、完全に感情移入するのは難しいと思います。

「その人の身に起こったことはその人にしかわからない」

起こった事実は理解できても、抱いた感情までは共有できないことが多いといえます。

「だから自分の心の中にそっとしまっておこう」

言葉にしなくても自分の経験が誰かを救うかもしれないという想いが込められているはずです。

「浜崎あゆみ」は何かと戦いながら孤独を感じている人のためにこの曲を作ったのではないか？

そう感じずにはいられません。

ここで再び同じAメロの歌詞が出てきました。

同じ言葉でも最初とは心境が違うはずです。

歌詞だけなぞってここまできたら、最初と何も変わってないと思うでしょう。

しかし同じ問いかけでも「答えの受け止め方」が違っていることに気づくはずです。

最初のAメロでは「ゴールはどこ？」と道に迷っている心境を歌っています。

一方で最後に出てくる歌詞は「これでいいんだよね？」という自分への確認作業ではないでしょうか？

つまり「ゴールを目指して彷徨うよりも今できることをやる」ことが大切だと言っています。

原点に戻ったおかげで「自分だけの正解」が見つかった瞬間といえるでしょう。

「Free & Easy」を書いた「浜崎あゆみ」本人も歌によって救われたはずです。

彼女が正しいと信じて進んできた道がつながった曲ともいえるでしょう。

「Free & Easy」の歌詞の意味をたどってきました。

ここまで想像してきた心境を踏まえて曲を聴いてみましょう。

いかがでしょうか？

このMVに出てくるシーンのように「大切にしていた果実」を失ってしまうときもあるでしょう。

「でも種を植えて新しい実ができるまで待てばいい」

「今の自分ができることはそれしかない」

答えが見つからない人に手を差し伸べてくれるような気がします。

「飾らない自分でいる」ことは怖くないと背中を押してくれる。

「Free & Easy」は一人一人の想いを応援してくれる曲です。

アクセサリーや派手な服を身につけて自分を守りたい日もあるでしょう。

この曲を聴くと「たまには自然体でいるのも悪くない」と思えるはずです。

紹介する「Trauma」という曲はタイトルのイメージとは逆で前向きになれる1曲です。

「素顔を見せても大丈夫！」と決心できるはずです。