32枚目のシングルが「Moments」
KOSEの化粧品「VISÉE」のCMソングにも起用
「Moments」は浜崎さんの32枚目のシングル。2004年3月にCDが発売されました。浜崎さん自身初の「CDのみ」「CD+DVD」の形でリリースした曲でもあります。
前作「No way to say」から約5ヶ月振りのリリースとなりファンには待ちに待った新曲といった様子だったことが伺えます。
また、女性に大人気の化粧品ブランドKOSEの「VISÉE」のCMソングにも抜擢されています。
この曲は浜崎さんのアルバム『MY STORY』に収録され、のちに『A BEST 2 -WHITE-』および『A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜』という二つのベストアルバムに収録されています。
オリコン週間チャートで2週連続1位を記録
この曲はオリコン週間チャートで2週連続1位、2004年4月度月間チャート1位、2004年度年間チャート19位を記録しました。
また、日本レコード協会調べでCDがプラチナ、着うたではダブル・プラチナを獲得するというヒット曲となっています。
MP3ダウンロードも可能
発売当時はCDとDVDでのリリースであった本作も、現在ではMP3でダウンロードすることができます。
また「Moments(インスト)」や「Moments ”Acoustic Piano Version”」などBGMとしても聞けるバージョンから「Moments(a-nation’04 ver.)」や「Moments ”Flying humanoid Mix”」などドライブなどに最適なアップテンポのバージョンまで、様々なバージョンが発売されています。
「MOMENTS」の歌詞を読み解く
夢に敗れてターニングポイントを迎えている
心が焦げ付いて
焼ける匂いがした
それは夢の終わり
全ての始まりだった
憧れてたものは
美しく思えて
手が届かないから
輝きを増したのだろう
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
1番の歌詞は「心が焦げ付いて 焼ける匂いがした」と情熱が終わってしまったような、夢に敗れてしまったかのような場面を連想させます。
「それは夢の終わり 全ての始まりだった」と歌われているので、人生の中でのターニングポイントに直面しているシーンなのかもしれません。
「憧れてたものは 美しく思えて 手が届かないから 輝きを増したのだろう」という歌詞から、叶わなかった夢や振り向いてもらえなかった好きな人がより輝いて見えている状況が推測されます。
君の砕け散った夢の破片が
僕の胸を刺して
忘れてはいけない痛みとして刻まれてく
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
「君の砕け散った夢の破片が 僕の胸を刺して」とあります。もしかして敗れてしまった夢は自分の夢ではなく大切な人の夢のことだったのでしょうか。
さらに「忘れてはいけない痛みとして刻まれてく」とあります。夢に敗れて悲しんでいる大切な人の姿が忘れられない痛みとして記憶されていくという意味にも解釈できそうです。
サビでは失恋の気持ちを歌う
花のようにはかないのなら
君の元で咲き誇るでしょう
そして笑顔見届けたあと
そっとひとり散って行くでしょう
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
サビでは自分を「花」に例えて「君の元で咲き誇るでしょう」という歌詞で想いを寄せていることを表現しています。
「そして笑顔見届けたあと そっとひとり散って行くでしょう」という部分から、傷ついた大切な人が元気を取り戻すことを強く望んでいることがわかります。