「この道の果て」は、目的地のことでもあり、三蔵たちにとっては旅の終わり、ともいえますよね。
『最遊記』は、はるか彼方の地・天竺を目指して西へ西へと旅をする物語です。
しかも、妖怪に襲われたり、トラブルに巻き込まれたりという、一筋縄ではいかない道中。
そして、たどり着くまで決して終わらない旅路です。
作詞者であるPONさんは、”自分”をしっかり持って旅を続ける三蔵たちの姿を、ずっと音楽活動を続けてきた自らに重ねてこの歌詞を書いたそうです。
”この道の果て”までどれくらいなのか見当もつかないし、面倒なことも、嫌になることもある。
けれど、一度歩きはじめた道を信じて進んでいく、決意のようなものを感じますよね。
夢から醒めても
なにも変わらないな
夢くらいちゃんと見させてよ
逃げ場はなし簡単じゃない
出典: リフレイン/作詞:PON 作曲:PON
寝て起きたからといって、嫌なことも面倒なことも変わりませんよね。
目の前には避けて通れない現実があって、逃げ場なんてどこにもないのです。
また、「夢くらいちゃんと見させてよ」と、余裕ぶった軽口を叩いているようなフレーズが効果的ですね。
逆に自分を奮い立たせて、逃げる気なんてない、という気持ちを強くしているような気がします。
…三蔵たちも物語の中で、こういう強がりや減らず口、多用してますよね。笑
なんだかんだ言っても、止まれない!
散々ですが踏ん張って
どーにかこーにか切り抜けてく
はいはいちょっと鎮まって
言わなくていい事もあるでしょ
もう嫌、嫌、嫌、
なにが嫌?なの、かな
生きてこの世界が変わるなら
変わるまで見届けようちゃんとこの目で
出典: リフレイン/作詞:PON 作曲:PON
「散々ですが踏ん張って」「どーにかこーにか切り抜けてく」、なんだかギリギリの状況ですね。
何度も何度も「嫌」だと口にしても、それ、本当に”嫌”で済ませていいものですか?
どんな危機的状況も、ひとたび抜けてしまえば案外楽になるもの、ですよね。
自分から歩き始めた道は、その瞬間に感じた”嫌”くらいで、投げ出してしまえる程度のものだったのですか?
踏ん張って、耐えて、難所を越えていかなければ、決して”この道の果て”にはたどり着けませんよね。
また、この「変わるまで見届けようちゃんとこの目で」というフレーズ、個人的には『最遊記』シリーズのキャッチコピーである「須らく見よ」を連想しました。
「須らく見よ」は”見ておきなさい”といった意味ですが、「当然見るだろ?」と歌詞のフレーズを補強しているようにも感じます。
様々な苦労や困難を乗り越えて、いつの日か、”果ての果て”から世界を眺める日まで止まれない。
三蔵たちも、PONさんも、きっとそう思っているのではないでしょうか。
いかがでしたか?
『最遊記RELOAD BLAST』のED、「リフレイン」をご紹介しました。
作詞作曲が原作ファンのPONさんらしい、『最遊記』っぽさも感じさせつつ、バンドとしても新しい可能性を感じる楽曲でしたよね!
今後も様々なテイストの楽曲に挑んで、新しい一面を見せて欲しいですね!
是非、ラックライフのこれからの活躍にも注目してみてくださいね♪
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