ハートに火をつけて（9mm Parabellum Bullet）は実は〇〇な曲！？歌詞を徹底解釈！

「ハートに火をつけて」は2012年10月24日にリリースされたシングルです。

日々進化し続ける9mmの新たな挑戦として、スカパンク調の楽曲に仕上げています。

今までこのバンドにはなかったカードを切っても、やはり「9mmらしさ」は失われていません。これが本当にすごいことですよね。

強烈なギターのリフと、それを支えるドラムが見事なマッチングを果たしています。

スカ特有の歯切れの良さとスピード感が心地よい、エモさ抜群の一曲です。

仮詞を書いたときに生まれた「ハートに火をつけて」というフレーズ。これはTHE DOORSのアルバムタイトルにもなっているという理由で、曲名に採用されたそうです。

そんなことも難なくできちゃうのが、さすが9mm。

ストレートなラブソングのようなタイトルと歌詞ですが、その実今までにない楽曲になることを意識して作られたこの曲、つい口ずさんでしまうような魅力がありますよね。

悪い癖。それは確かに自分からは見えず、他人からはよく見えるもの。

そして、心の深い傷。人は傷ついた時、その辛い出来事を心の奥底にしまい込んでしまうものです。

そんな心の傷が、ふとした瞬間に開いてしまう、そんな事ってありますよね。

それは過去の切ない恋心にも似て、一人で抱えるにはあまりにつらいものです。

そんな孤独や秘密を燃やし尽くすように激しく愛し合えば、孤独や秘密なんてなかったかのように思えるのでしょうか。

エモーショナルな歌声がたまらないサビです。

固く結びついた絆。

それ以上に深い溝を作る嘘。

どこかちぐはぐな二人も、深くキスをすれば一夜を過ごすことができるのかもしれません。

互いの手触りに溺れた真夜中。

二人の時間が過ぎても、孤独になるにはまだまだ互いが足りない。

そんな気持ちがサビへの盛り上がりに込められているように感じられます。

二人で燃えて、燃え尽きてしまえば、不安も時間もなくなってしまうのに…

「愛し合わないか」「灰にならないか」という荒々しくもどこか寂し気な歌声が耳に残ります。

いかがだったでしょうか。

9mm特有の乱れ打ちのドラムやカオスなギター、歯切れのいいリズムに情熱的な歌詞とボーカル。

それをスカパンクにまとめ上げたこの一曲。新たな9mmの挑戦は大成功だったと言えるのではないでしょうか。

耳に残るこのメロディ、カラオケでは盛り上がる事請け合いです。ぜひ歌ってみてくださいね。