星野源「ここにいないあなたへ」
映画「ドラえもん のび太の宝島」挿入歌
星野源さんのニューシングル「ドラえもん」から「ここにいないあなたへ」を紹介させて頂きます。
この記事を読んでいる方、読んでいない方も「ドラえもん」というタイトルからどんな曲か分かるでしょう。
シングルの2曲目に収録されている「ここにいないあなたへ」ですが、「ドラえもん」同様、映画「ドラえもん のび太の宝島」の楽曲として起用されています。
「ドラえもん」が主題歌、「ここにいないあなたへ」が挿入歌です。1人のアーティストが両方を手掛けるのは史上初だそうです。
今の日本の音楽はこの男が牽引していると言っても過言では無いでしょう。
シングル収録曲
1.ドラえもん
2.ここにいないあなたへ
3.The Shower
4.ドラえもんのうた(House ver.)
出典: https://www.amazon.co.jp/ドラえもん-星野-源/dp/B079T2CTFZ/ref=pd_cp_340_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=PF83ESXDH83QCWG15KS2
「ここにいないあなたへ」をメインで紹介したいので、「ドラえもん」収録曲は簡単に紹介させて頂きます。
収録曲は4曲で、映画に使われた2曲以外に「The Shower」「ドラえもんのうた(House ver.)」が収録されました。
「The Shower」というタイトルを聴いて、誰もがしずかちゃんを想像したと思いますが、星野源さんの設定ではしずかちゃんより年齢が高めの女性だそうです。
トラックメーカーのSTUTSさんがしており、打ち込みのように聴こえますが全て生音です。表題曲として発表できるレベルの楽曲だと思います。
4曲目の「ドラえもんのうた(House ver.)」は誰もが知っている「ドラえもんのうた」のカバーで、ドラえもん本人も参加しています。
シングルにいつも4曲目に収録されている、自宅でレコーディングしたハウスバージョンになっています。
「ここにいないあなたへ」の詳細をチェック!
先に作られたのが「ここにいないあなたへ」
ドラえもんの映画のオファーをされたのが1年半くらい前で、台本をもらったのが去年の夏頃だったそうです。
「星野源 Live Tour 2017 Continues」の真っ最中で、「ここにいないあなたへ」はそのツアー中に製作されました。
「ドラえもん」よりもかなり早い段階で完成されました。
懐かしいアレンジが再び!
「ここにいないあなたへ」を聴いてみてどう思われましたか?「時よ」「SUN」「恋」などの最近の曲と聴き比べると明らかに曲調が違ったと思います。
脚本を見ながら「この辺りで挿入歌を流したい」というの要望をもらい、制作が開始されました。
そのシーンは海が出てくる場面だったので、1stアルバム「ばかのうた」や2ndアルバム「エピソード」あたりのアレンジが映画に合っている思ったそうです。
ですが、その頃の音楽は星野源さんの今の音楽性とは違うものであり、過去にやっていたことをもう一度やり直す事に抵抗があったようです。
しかし、流石は星野源さん。今回はドラえもんのタイアップなので、ドラえもんに目を付けました。
ドラえもんにタイムマシーンで当時の自分に会いにいって、当時の自分にオファーしたという設定にしたそうです。
なので当時の自分がやりそうなアレンジを考え、当時のメンバーで集まってレコーディングを行いました。
タイアップが持つポテンシャルを余す事なく利用し、且つ星野源さんらしい遊び心も味わえる本当に面白い試みです。
歌詞紹介
「ドラえもん」よりも作品に寄り添った歌詞
「ドラえもん」は、キャラクターがたくさん登場したり、藤子・F・不二雄先生の言葉が使われたりと、曲全体がドラえもんへのオマージュとなっています。
映画「ドラえもん のび太の宝島」の主題歌ですが、もはや映画のみならず、ドラえもんの主題歌といえるでしょう。
一方「ここにいないあなたへ」は映画の物語に寄り添った、本当の主題歌になっているのではないでしょうか。
この曲に出てくる”あなた”は、映画に出てくるフィオナのことです。
この映画を観て学んだこと、感じたことは主題歌の「ドラえもん」より、挿入歌である「ここにいないあなたへ」の中に刻まれることでしょう。
いつまでもいつでも 夜月は輝いて
海に揺れる時を 静かに照らし出す
足首を濡らした 笑った波達が
手を振り泳いだら 朝日が顔を出す
命の端で
辿った道には泡の轍
ここにいないあなたへ
空を見ては そっと手を繋いで
ここにいないあなたへ
潮の路が燃えている
出典: ここにいないあなたへ/作詞:星野源 作曲:星野源