この映画に使われている主題歌はもちろん、挿入歌やサウンドトラックのすべてを山崎まさよしが手掛けています。
過去にTBS系ドラマ「奇跡の人」でサントラ制作に携わった経験はありますが、「サウンドトラック」としての発売は初めてになります。CDのジャケット写真は実際に映画で使用されていた写真館の建物です。
8月のクリスマス・歌詞紹介
ありふれた出来事が
こんなにも愛しくなってる
わずかな時間でも
ただ君のそばにいたかった
あの夏を偲ぶように
粉雪が舞い降りる
鳴りやまぬ鐘のように
君と過ごした日々をやさしく包んでほしい
出典: 8月のクリスマス/作詞ː山崎まさよし 作曲ː山崎まさよし
上記の映画のあらすじを踏まえてみるとこの歌詞の意味がよくわかります。
「ありふれた出来事が~」
死の淵に立った青年にとって、小学校教諭との何気ないふれあいが、どんなにその心を慰めたことでしょう。
「わずかな時間でも~」
刻一刻と迫ってくる病苦の中での言葉です。
「あの夏を偲ぶように~」
思い出を胸に抱いたままひっそりと息を引き取ります。
「鳴りやまぬ鐘のように~」
鳴り響く葬列の鐘が輝いていた日々を思い出させます。
僕の記憶もいつか
遠い空に帰ってゆくのだろうか
過去からの便りのように
粉雪は舞い降りて
ガラス越し 冬の朝
心に秘めた思い 君に届けてほしい
出典: 8月のクリスマス/作詞ː山崎まさよし 作曲ː山崎まさよし
「ぼくの記憶もいつか~」
この命が尽きたら、君の記憶もなくなるのかな?…そんな青年の悲しみが伝わってきます。
「過去からの便りのように~」
この出会いが前世から決められていた運命なのか?
「ガラス越し~」
シャッターが下りたままの写真館、ウインドウから覗いてみても会いたい人の姿はありません。
どれくらいの涙が残ってるだろう
今は静かに目を閉じるだけ
出典: 8月のクリスマス/作詞ː山崎まさよし 作曲ː山崎まさよし
どうして自分が?どうして死ななければいけないのか?そんな主人公の心の叫びです。
思い出を語るように
粉雪が舞い降りる
悲しみに暮れぬように
微笑みを絶やさぬように
日はめぐり振り返れば
確かに君がいたあの夏の日に
確かに僕がいた8月の空の下
出典: 8月のクリスマス/作詞ː山崎まさよし 作曲ː山崎まさよし
「悲しみにくれぬように~」
小学校教諭の心に悲しい思い出が残らないように…。
「微笑みを絶やさぬように~」
その笑顔が曇らないように…。そんなやさしくも悲しい青年の心遣いが伝わってきます。
「確かに君がいた~」
それでもあの瞬間、確かに二人は存在していました。わずかなひと時でも確かに心が通っていました。青年の生きた証が、そこにありました。
8月のクリスマス・コード
ではここで「8月のクリスマス」のサビの部分のコードをご紹介します。この曲のPVを見ると山崎まさよしはギターではなく、ピアノを弾いています。
ですが、山崎まさよしは作曲をするときにはギターで行うので、基本的にはどの曲もギターで弾くことを前提に作っていると語っています。
E F#m7 EonG Aadd9
あの夏を 偲ぶように
E F#m7 EonG# Aadd9
粉雪が 舞い降り る
E F#m7 EonG# Aadd9
鳴りやまぬ 鐘のよう に
AM7 G#m F#m7 B7 E F#m7/EonG# Aadd9
君と過ごした日々を 優しく 包んでほしい
出典: http://gakufu.gakki.me/m/data/DT00166.html
最後に
いかがでしたか?
ここでは「8月のクリスマス」の歌詞やコード、この曲が主題歌となっている映画の内容についてご紹介してきました。
DVDも発売されているようですので、ぜひ大切な人と一緒に見てください。きっともっと仲良しになれますよ。
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