革命は食事のあとで
誰よりスマートに済ませたら
格言をお口直しに
正しい夜明けを迎えませんか
出典: ヨアケマエ/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
そしてこのサビも非常に話題になりましたが、まぁ改めて見てみてもやっぱり凄い。
作詞の大胡田曰く、この曲のサビ部分はこの年のパスピエを表すような詞にしたいとのことで、その言葉通り何ともパスピエイズムの練りこまれた一節です。
「革命」というテンションの高い単語から始まり、でもその言葉の熱量をそのままぶつけるわけでは決してなく、最後は「しませんか」と「提案」でやわらかく締めるこの構成力。
パスピエ自身が次の扉を開ける、何かが始まるワクワク感を想起させつつも、それを決してこちらサイドには押し付けてこないこの感じ。
お前らも立ち上がれ!とは決して言ってこないであろう安心感。抜き方がうまいんですよ。ガツガツしてそうでしてない。うーん、やっぱヤミツキ感あるな…
革命は食事のあとで
誰よりスマートに済ませたら
宿命の文字を枕に
正しい夜明けを迎えませんか
出典: ヨアケマエ/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
ちなみに二番のサビはこちら。
「革命」はそのままですが、「宿命」というこれまた熱量の高い言葉を使用しています。でもねぇー…枕にしちゃうんです。枕にしちゃうんですよ。
この文字の並び、思いつきます?宿命の文字を枕にしようと思ったことあります?絶対ないでしょ。ないない。まずないですよ。
この言葉の選び方、ぐっと引きつけてふわっと優しく離す遊び心。
聴き手に対するキャッチアンドリリースがうまいので、飽きないんですよね。で、気づいたらハマっているという。
パスピエの森に踏み込んだら
まずはHPをチェック!
パスピエ オフィシャルサイト
個性的なイラストが目に飛び込んでくると思いますが、これもボーカルの大胡田のもの。ホントすごい。才能がダダ漏れ。
そしてMOVIEでもりもりに公開されている動画を、まずは片っ端からご覧あれ。彼らの楽曲の幅の広さを垣間見られるはずです。
ちなみに「ヨアケマエ」に心臓を掴まれたあなたは、「ハイパーリアリスト」もオススメ。
こちらも「ちょっとの違和感」が織りなすヤミツキ感を、存分に堪能できます。是非。
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