才能の融合で生まれた一曲
最強ユニット 絢香×コブクロ
さて、今回皆様にご紹介する一曲は、絢香×コブクロの3名のアーティストの才能の融合で生まれた『あなたと』です。
絢香さん、コブクロさん共に歌唱力の高さは誰もが認める大きな魅力だと思います。
『あなたと』は絢香×コブクロの2作目のシングルとして、2008年にリリースされました。
私は、当時友人の結婚式に参加した際、披露宴のお色直し後の再入場の時、会場が一瞬暗くなってキャンドルの灯りとともに、この曲が流れことをとても印象に残っています。
そんなシーンにも選ばれるしっとりとした、深みのある曲なのだと思います。
才能の融合とお伝えしましたが、作詞、作曲ともに3人で行われていますので、それぞれの持ち味やこだわりが合わさって作られた一曲なのだと思います。
だからこそ、聴く私たちの心に届くものがあるのでしょう。
ご存知の方もそうでない方もまずは映像とともに聴いて頂きたいと思います。動画をアップしますので是非ご覧ください。

いかがでしたか?歌唱力といい、表現力といいレベルが高すぎて圧巻ですね。
この3人だからこそ描ける世界観に引き込まれてしまいます。歌詞一つ一つが説得力をもって、心に問いかけてくるような印象を受けました。
高音の部分など、聴いていて本当に気持ちがいいですね!
歌詞の意味を考えてみよう
男女の愛をうたった一曲
さて、続いては非常に深みのある歌詞に注目してみましょう。
歌詞の解釈というのは、聴く人それぞれの心模様にとって違ってくるものです。
ある人には友情を歌った曲に聞こえるかもしれませんし、ある人には男女の愛を歌った曲に聞こえるかもしれません。
ここでの歌詞の解釈も個人的なものになりますことを、前置きさせて頂きます。
さっきまで泣いてた君が 今隣で笑ってる
少し先に待ってたこの未来に たどり着けて良かった
“君を傷つけたくない” この言葉に逃げていた
本当は誰より自分が一番 傷つくのが怖くて
出典: あなたと/作詞:絢香、小渕健太郎、黒田俊介 作曲:絢香、小渕健太郎、黒田俊介
こちらは、曲の出だしの部分の歌詞です。黒田さんのパートから始まり、絢香さんにバトンタッチする形でパートが変わっていきます。
歌詞から見ると、彼と彼女は紆余曲折ありながらも、お互いに夢みた将来に辿り着けたということなのでしょう。
お互いに傷つけあったことも、言い訳をして逃げてしまったこともあったけど、それも含めて今現在、いい関係が築けていることを表現しているのだと思います。
どんな 些細な痛みも分け合って あなたと歩けたら
途切れそうな心も抱きしめて あなたのそばにいたい
どんな 孤独も自由も羽にして あなたに会いにゆく
壊れそうな心の隣には あなたと描く未来
どんな 些細な痛みも分け合って あなたと歩けたら
途切れそうな心も抱きしめて あなたのそばにいたい
明日もそばにいたい
出典: あなたと/作詞:絢香、小渕健太郎、黒田俊介 作曲:絢香、小渕健太郎、黒田俊介
続いては、終盤のサビの歌詞です。
お互い乗り越えて辿り着いた現在。小さな痛みも分け合ってこれからも歩んでいきたいという祈りにも似た気持ちを込めているのだと思います。
あなたのそばにいられることが、最大の幸せであり、心の安らぎでもあるのでしょう。
それほどまでに、この曲は大切な人への愛を込めた歌だということが分かります。
きっとこの二人には、なんらかの理由で会えない時間などもあったことが、『孤独』『自由』という表現から伺えます。しかし、そんな時間すらも二人にとって愛の肥やしとなったのではないでしょうか。
しっとりとした歌声に『愛』とは何か?と自問したくなりますね。
『愛』の原点を振り返ろう
一緒いることの幸せ
この曲を聴いていると、普段は忘れがちなパートナーの存在の有難みを感じることができるのではないでしょうか。
最近イライラしてばかりで、優しい気持ちを忘れていたことをこの曲を聴くことによって、反省する方もいらっしゃることでしょう。
大好きな人のそばにいたいと思う、シンプルで何よりも大切なその気持ちに改めて気づかせてくれるような一曲です。
『初心忘るべからず』ということわざがありますが、まさにその通りですね。『愛』が始まった原点を振り返ることはとても大切なことかもしれません。