「アポロ」はポルノグラフィティのメジャーデビュー曲!
今ではすっかり人気のロックバンド、ポルノグラフィティを一躍有名にしたのがこの「アポロ」です。当初はバンド名もあまり知られておらず、オリコンチャートでは初登場84位でした。
しかし、バンドの「ミュージックステーション」への出演や、人気番組にアポロが使われたことから話題となりチャートも急上昇。
最終的にはオリコンチャートで最高5位、シングルは40万枚を超える売り上げを記録しています。
そしてなんと、その年の日本ゴールドディスク大賞ではプラチナを受賞するという快挙まで!
当時、デビュー曲があまりにも大ヒットしたせいで、ポルノグラフィティ=アポロというイメージが強く、バンド名も「アポログラフィティ」だと勘違いしていた人が多かったそうです。
ポルノグラフィティのアーティスト情報
ボーカルの岡野昭仁とギターの新藤晴一の2人で構成されているロックバンド、ポルノグラフィティ。
彼らは広島県の因島という小さな島出身で高校の同級生だったというのは有名な話ですね。
高校卒業後はしばらくインディーズで活動していましたが、1999年に「アポロ」でメジャーデビューを飾ると一気にスターダムの階段を駆け上りました。
元のメンバーがそれぞれ脱退していく中バンド活動を続け、「サウダージ」や「アゲハ蝶」でミリオンセラーを達成し、2002年には日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
それからも多くの代表曲を持つ、日本有数のロックバンドとして順調な活躍を続けているんです。
他にもこんなにある!ポルノグラフィティの人気曲
やはりポルノグラフィティの人気曲と言えば「サウダージ」でしょう。
「サウダージ」はポルトガル語で哀愁という意味を持つだけに、ラテン調の憂いを帯びたサウンドがたまらなく魅力です。
4作目にして初のオリコンチャート1位、ミリオンセラーを達成した彼らの代表作なのです。
続く「アゲハ蝶」はポカリスウェットのCMソングに起用されたことで有名です。
オンエアが初夏だったことからイメージに合わせて急遽制作された、という驚きのエピソードも。
ライブでは定番曲として、いつも一番盛り上がる時間帯に演奏されるそうです。
他にも「ミュージック・アワー」、「メリッサ」、「愛が呼ぶ方へ」、「サボテン」など骨太のロックから軽快なポップスまで聴かせてくれるポルノグラフィティ。今後発表される新曲も、ますます楽しみになってきますね。
「アポロ」はどのくらい検索されているの?
Youtubeで検索されている「アポロ」の動画再生回数は5,523,486回です!(2017/8/29現在)
ポルノグラフィティの曲の中でも上位にランキングしており、未だに衰えないこの曲の人気が伺えます。
では今からこの「アポロ」の歌詞の意味を紐解いてみましょう。
「アポロ」は情報社会に生きる現代人へのエール!
僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう
アポロ11号は月に行ったっていうのに
僕らはこの街がまだジャングルだった頃から
変わらない愛のかたち探してる
出典: アポロ/作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma
ポルノグラフィティは「アポロ」の歌詞の中で、進化して大切なものを失っている現代人のことを歌っています。
人類は宇宙飛行で月面に行くまで進化してしまったけれど、愛と言うのは昔からずっと変わらず人間らしい心が育てていくもの。
この歌詞に出てくるのは科学技術の発達した現代社会に生きながら、普遍的な愛を探し求めている私達の姿。本当に深い歌詞なんです!
デジタル時計に表現された早く進み過ぎる時間
みんながチェック入れてる限定の君の腕時計はデジタル仕様
それって僕のより早く進むって本当かい?ただ壊れてる
出典: アポロ/作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma
そしてここのフレーズでは早く進むデジタル時計、という言葉を使ってスピードを求められる現代社会の悲しく切ない気持ちを歌っています。
腕時計は壊れている訳ではないけれど、主人公にはそれほど時間が機械的に進んでいるように感じられるんですね。
壊れてる、という部分に投げやりな批判の気持ちが込められています。
もっとゆっくり愛を育てよう、というメッセージ
このままのスピードで世界が回ったら
アポロ100号はどこまで行けるんだろう?
出典: アポロ/作詞:ハルイチ 作曲:ak.homma