氷川きよし【大丈夫】歌詞を解説!「大丈夫」は誰に向けたメッセージ?悲しみだって笑い飛ばせば大丈夫!の画像

大きな夢があるほどその道のりにはいろんなことが待ち受けています。

最初はぶつかる度に跳ね飛ばされていた壁もあるでしょう。

人生をあれこれやりくりすることで、段々その壁を楽しめるようになってきます。

すったもんだ。

その中には、人に言えない苦労や影も見え隠れします。

被ったり交わしたりしながら、なんとか前向きに生きていくこと。

それは自分一人の努力だけでなく、たくさんの人の支えがありました。

一人では倒れてしまうようなことも、誰かがいるから頑張れる。

それが生きるということです。

分け合うこと

一人きりではなく誰かと人生を共に歩むということは、良いことだけではありません。

時には煩わしいことや、面倒なことも起こります。

一人なら勝手にできることも、相手の気持ちを考える必要があるでしょう。

独り占めすることなく、みんなで分け合っていく必要もあります。

それにしたところで、やはり一人ぼっちは味気ないのです。

誰かといれば楽しいことは二倍になります。

哀しいことは分かち合うことで小さくなるのです。

共に支え、分かち合うから人生は面白いといえます。

共にリズムをとり、自分の歌声に併せて皆が手をたたく。

人生のリズムを共有することは、幸せを共にすることなのです。

恋だって

人はなぜなぜ 恋焦がれるの
ダメといわれりゃ尚更に 好きになる
風邪は三日で 治るのに 
いまだに薬が 見つからぬ 
それが恋だよ
アリャさ コリャさ
エーエーエェ 大丈夫だよ

出典: 大丈夫/作詞:森坂とも 作曲:水森英夫

生きていれば時に生まれる「恋」。

それも、時には悲しい思いで終わることもあります。

失恋だってなんのその。

手拍子しながら渡っていきましょう。

人の気持ち

誰かに出会い、憧れていつしか恋に落ちることがあります。

あの人はダメだよと、周囲から反対されるとなぜか余計に燃えるもの。

自分の心以上に相手を好きになってしまうことがあります。

そうして、どうにもならないほど燃え上がった心。

やがては終焉を迎えずどんと落ち込んでしまうでしょう。

しかし、落ち込んでばかりいても仕方ありません。

ここはまた、手拍子のひとつも叩きながら前に進みましょう。

自分の気持ちは否定せず、かといって執着せず。

大丈夫。と自分に言い聞かせて一歩を踏み出すのです。

お医者様でも

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名医でも、名湯でも治せぬ恋の病。

時代を越えて人々はその「難病」に苦しんできました。

風邪なら数日寝ていれば治ることろ、恋はそうはいきません。

そんなどうにもならない病にこそ、「大丈夫」が有効です。

自分自身に言い聞かせ、さあ行こうと立ち上がる。

辛い恋の傷も、自分の心の持ちようと周りの明るい声掛けでいずれ癒されます。

一声かけて音頭をとって、今日も元気に乗り越えるのです。

前へ前へ

時はうしろに 流れはしない
月が沈んで陽がのぼり 明日は来る
おもう存分 泣いたあと
胸のエンジン 積み替えて
やると決めたら
アリャさ コリャさ
エーエーエェ 大丈夫だよ  

出典: 大丈夫/作詞:森坂とも 作曲:水森英夫

前に進もうと決めてはいても、時には悲しくて動けないこともあります。

どうしようもないほど辛いことも人生では起こり得ます。

それでもとにかく前へ、前へ。

つらくても

過去は戻ってくることはありません。

それは良いことであれ、悲しいことであれ同じことです。

陽が沈み、そしてまた次に陽が昇る時、そこには新しい幕開けがあります。

どんなに辛い日々もそうやって代謝しながら過去になっていきます。

反対に言えば、もうあれほど辛い日は繰り返さないということ。

繰り返さないのであればそれは忘れてしまうほうが幸せです。

済んだことを思い返さないというのは簡単ではありません。

しかし、過ぎたことに縛られるより前を向いて歩く方がきっと有意義。

忘れるのではなく、進むことで悲しみは遠ざかっていきます。

再出発