大切なのは未来につなぐこと

槇原敬之【Appreciation】歌詞解説!何に「感謝」すべき?考えさせられる歌詞に触れてみようの画像

失ったものは全て
当たり前に思って
それがあることの喜びを
感じずにいたもの
このまま感謝できない
僕らのままでいたなら
もっと多くを失う時が
来るだろう

出典: Appreciation /作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之

人は当たり前だと思っていることに関心を払いません。

その当たり前を失った時に初めて当たり前ではなく特別だったのだと実感します。

良くある話です。

大震災で失ったものはいったい何だったのでしょう。

命、建物、故郷、信頼、安全神話、日常。

かけがえのない大切なものです。

だからこそその事実を受け止めるべきなのかもしれません。

大切なのは次に同じことが起こったときにどうすべきか、ということではないでしょうか。

ただ失ったことを嘆いて責めるだけでは同じことの繰り返しです。

そうしたらもっと多くの損失が出てしまうかもしれません。

「Appreciation」は関心の上に成り立ちます。

物事を正しく認識にて評価してそうして感謝することができるのです。

考えることを止めてはいけない

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この歌が原発の擁護なのか批判なのかはわかりません。

どちらにもとれるといえばとれますから。

難しいことは抜きに思ったことをただ述べたようにも思えます。

どれにせよ、この曲が名曲であることは変わりありません。

賛否両論があるということは人々の心に訴えかけたということ。

人の心を揺さぶる作品はそれだけですごいことですから。

そして、それは考えるきっかけにもなります。

不満も批判も感謝もどれも悪いことではないでしょう。

しかしその時だけ注目して後は当たり前としか思わず生きていくのならば意味はないもの。

重大なことだからこそ考え続けるべきではないでしょうか。

その先にこそ、つながる何かがあるはずです。

曲の紹介

優れたシンガーソングライターである槇原敬之

最後に彼の曲の一部をご紹介します。

名曲を厳選

槇原敬之【Appreciation】歌詞解説!何に「感謝」すべき?考えさせられる歌詞に触れてみようの画像

1969年5月18日生まれのシンガーソングライター。ほぼ全曲自身で作詞、作曲、編曲をこなし、独自の世界観を構築している槇原敬之(まきはら のりゆき)の詩の世界について整理してみました。

押さえておきたい代表曲が5つ紹介されている記事です。

そのうち1曲は国民的アイドルに提供されたあの曲です。

軒下のモンスター

槇原敬之さんの2012年に発売された「軒下のモンスター」は、マイノリティを歌った感動的な歌詞であると一時期話題になっていたそうです。槇原さんは公言をしていませんが、これまでもファンの間では同性愛者ではないかという噂が流れていました。ここではそんな槇原さんが作詞を手掛けたこの曲を深く掘り下げていきます。

『Appreciation』と同様にアルバムHeart to Heart』に収められている楽曲

マイノリティを歌った楽曲は他者との違いに悩む人に届いてほしいものです。

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