君に告白した理由（SHISHAMO）とはズバリ○○！恋愛の本質を問う歌詞を解説♪コード紹介も

そうなんですよね。カッコつけて、そんな野郎ども(ライバル達)本当のこと言わないんですよ。

だって「優しい子」とか「性格が良い」なんてすぐに分かるわけないじゃないですか！話したこともないのに。

「君の綺麗な その横顔を」ふふ、この彼はもしかしたら隣どうしの席だったのでしょうかね？やっぱり僕も同じこと考えたことありましたねえ。

じっとその子の横顔を眺めてたら、振り向かれて目が合っちゃたりして……。気まずいんだこれが。

隠し撮りってスゴイですね。スマホなんだろうな。僕の小学校時代は無かったからな。でも今だったら同じことやってるでしょう、僕も。

うーん、彼の焦りを感じますね。分かりますよ、その切実な気持ち。もう完全に授業なんてウワの空になっちゃうんだ。確かにもう、神頼みするしかないです！

ああ、彼の焦りは最高潮に高まって来てしまいました。ダメダメ！「恋は焦らず」だよ。

でも、分かっちゃいるんだけど。出来ないんだよなー、僕もそうでしたから。そしてだんだんその子に対しても怒りを感じて来ちゃうんですよ。やがて冷たい態度をその子に取るようになってしまうのです。

相手にとっては、迷惑以外何物でもありませんね。

最後にもう1回彼はつぶやきます、もちろん心の中で。彼女には絶対そんな言葉はかけられないでしょう。

で、告白した結果はどうだったのでしょう？？やっぱりダメだったんだろうな、ああ……。

繰り返しますけれど、この「君が告白した理由」が書かれた時って、彼女たちは高校生だったんですよね。

このアルバム「卒業制作」の曲の歌詞を読んでると、ほとんど高校生活の一コマが、多感な目線でスナップ写真みたいに貼り付けられているのです。あたかも卒業アルバムをめくるように。

そしてこれは、男の子の気持ちを歌った曲。もしかしたら、この曲に登場する彼は、詞を書き上げた宮崎さんの近くに実際いたのかもしれませんね。

卓越した観察力で、宮崎さんの情感を映し出されたその歌詞はこの後も、ますます磨きあげられていったようです。この曲はその卒業制作された、母校のトーテムポールみたいな存在感を表しています。

僕も学校を出て社会に入って、いろんな経験して来ました。会社の中でもし隣に女性がいても、ときめくなんて事はあまりなくなってしまいました。

でも隣の人がバリバリ仕事出来る人だったら、とても助かります。

すばらしいと感じていろいろ教わったり、お任せしたりして、いつの間にかそれがその人が輝いている魅力なのかな、とも思うようになりました。

だから、容姿だけじゃない。もう「顔で選んだんだ」なんてことも無いです。女の人の魅力って、年齢と共にその深みが分かるようになりました。

でも、SHISHAMOの「卒業制作」にギューギューに詰まっている、そして「君に告白した理由」の世界観のような、あの頃のときめきが懐かしいな……。

では、またお会いしましょう。