Division All Stars【Hang out!】歌詞を考察！気づきの為の7つの法則に迫る

こちら寂雷のリリックです。

そう、釣り人が表現されています。

つまり先ほどのリリックは、釣りの様子が表現されたものということなのです。

冷たい水の底に重りを沈め、自らの息や足音を隠して待つ。

こうして、まるでなにか別の様子を、それも猟奇的な印象を持つことに例える。

でも実際は、対して大掛かりな話ではない。

そんなちょっと風刺的なリリックを仕上げるところは、まさに麻天狼らしいリリックです。

初期ディビジョン達の登場から2年後に現れたのが彼等名古屋ディビジョン。

不良僧侶がいたり、弁護士がいたり、ヴォーカリストがいたりとこちらも個性的。

そして、初期ディビジョンのメンバーとの曰くもあったりします。

職業だけで判断できるものではない。

例え、その態度が不良に見えても、内側に燃える思いは誰にも負けない。

むしろ普通にしている奴らよりもずっと、アツく燃えている彼等。

そんな彼等だからこそのこのリリックなのです。

僧侶や弁護士がいるのに、嘘くさい言うなとあります。

未知数ながらも、魅力たっぷりの彼等。

その関係性も併せて注目必至の存在であることを感じさせるリリックです。

かなり大阪ディビジョンの個性が垣間見えるリリックとなっています。

無い袖は振れぬというのは、お金のないさまを表現しています。

金銭的に余裕がない状態だけど、棒と一緒で振っておけば良い。

この棒というのは、その前の二死満塁になぞらえてバットを指しているでしょう。

そして、もう一つ。

捕らぬ狸の皮算用ならぬ、タワーマンションとあります。

捕まえてもいないタヌキの算段をするのが「捕らぬ狸の皮算用」。

そしてこちらは、「タワーマンション」ですから、タワーマンションを買えるほどということ。

つまり、億単位の金を稼げる計画をさしているといえます。

何をしでかすか分からない、キャストもろとも、そう印象的に感じさせるリリックです。

このリリックを歌うのは、大阪ディビジョン「どついたる本舗」の躑躅森蘆笙です。

高校の数学教師という肩書を持つ彼。

過去にはあがり症なのにお笑い芸人であった経歴を持ち、騙されやすい性格の男。

数学教師だからこそ、教職というリリックが表現されています。

アップデートとありますから、ここは自分自身に問いかけているといえましょう。

投資するために、月2万36回払いのローンを組んでいます。

そして投資した先は「気づきの為の7つの法則」。

大変怪しいセミナーのようなタイトルです。

しかし、彼は続けます。

これで俺は「漢」になるで!と高らかに宣言しているのです。

彼は「気づきの為の7つの法則」という詐欺まがいの教材を購入しようとしています。

ヒプノシスマイクで大きなキーポイントとなるキャストは多々あります。

しかし、最年長を寂雷から横取りしたこの男は、その際たるものといえましょう。

天谷奴零が歌うリリック部分です。

先ほどの躑躅森のリリックの次に登場するのですが、ここにポイントがあります。

ありがちな罠、そして商売繁盛です。

天谷奴の表向きの仕事は、詐欺師。

躑躅森が引っ掛かった「気づきの為の7つの法則」という名の詐欺商品を仕掛けたのはこの男。

つまり、気づきの為の7つの法則とは、怪しげな詐欺商品の名前だということです。

そして躑躅森は、またしてもしっかりと騙されてしまった。

この部分にはもう一つ、意味が隠されています。

それは、同じ大阪ディビジョンの仲間であっても、しっかり商売をする。

読めぬ男天谷奴が表現されているのです。