ライラック

サイダーガール【ライラック】歌詞の意味を解釈!青く光る後悔とは?あの頃君にしてあげたかったことに迫るの画像

サーダーガールは2017年にメジャーデビューした3人組ロックバンドです。

【ライラック】は2021年4月21日に配信リリースされました。

NTTドコモのCM『みんなに好きをつなごう篇』のタイアップソングに選ばれています。

ライラックは4~6月に咲く花で甘い香りのするモクセイ科の植物です。

花言葉は「思い出」と「友情」。更に色別にも花言葉があります。

紫色のライラックは「恋の芽生え」「初恋」。白のライラックは「青春の喜び」「無邪気」です。

軽快で爽やかなメロディーは私たちの心の窓を開け、風を通してくれるような楽曲になっています。

歌詞

サイダーガール=青春ソングといったイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。

【ライラック】は「青春のその後」のような一味違った楽曲になっています。

誰しもが通る青春時代。後悔している思い出もきっと誰もが抱えているでしょう。

同曲の主人公である“僕”も、過去に好きだった女性に対して後悔があるようです。

しかしそれはよりを戻したいという“未練”とはまた違ったように感じます。

あのとき僕にできなかったこと、君にしてあげたかったことを深読みしていきましょう。

ライラックMV

一つの恋が終わる詩を爽やかなメロディーに乗せて歌われています。

まるで数年経って大人になって前に進んだ自分が、過去を微笑ましく見ているような感覚です。

MVの中では、男性が過去の恋愛を思い出しながら物思いにふける様子が描かれています。

恋人と別れることになる原因は人それぞれ様々でしょう。

ただ別れてから思い出すのは決まって相手のいいところばかりという人は多いものです。

MVの中でも、男性が過去の恋人と楽しそうに過ごしていた描写があります。

一つの恋が終わり、様々な想いを抱えて出会う新たな自分がいるのです。

後悔をした過去があるからこそ人は学ぶことが出来るのでしょう。

ラストシーンでは乗り越えて進んだ先で手にすることが出来るものを教えてくれているようです。

懐かしい風景

一緒に見ていたもの

教室 窓から見てた風景
放課後 公園のベンチ

出典: ライラック/作詞:Yurin 作曲:Yurin

Aメロの入りのフレーズから分かることは学生時代の思い出の場所ということでしょう。

学校は約束をしなくても待ち合わせをしなくても好きな人と会える特別な場所です。

友達と楽しそうに笑う姿、一生懸命黒板を見つめる姿など様々な姿を目にすることができます。

2行目のフレーズから2人は恋人同士だったということが読み取れます。

よく行く場所や行きつけのお店など、2人でたくさんのことを共有していました。

学校の外でも長い時間を共に過ごしていたのでしょう。

微笑ましい過去

君は覚えているかな 忘れちまうよな
幸せでいますように

出典: ライラック/作詞:Yurin 作曲:Yurin

僕の頭は当時の2人のことをとても鮮明に覚えているのでしょう。

あのときの匂いや風の音、自転車の帰り道など・・・君と過ごした時間は山程あります。

君との何気ない時間がすべて愛おしくて色褪せないまま記憶に残っているのです。

でもそれは遠い過去のこと。自分たちはもう大人になってしまっています。

いつまでも過去にばかりすがりついてはいられません。

それでもやっぱり忘れてしまうのは少し寂しい様子が感じられます。

一緒にはいられないけれども、幸せでいて欲しいなと想いを馳せているのです。

あの時の僕

青く光る後悔は 明日を照らしていくのだろう
愛しく 思い出してしまうよ

出典: ライラック/作詞:Yurin 作曲:Yurin

学生の頃の恋の後悔としてよくあるのが「自信の無さ」から生まれるものでしょう。

嫉妬や束縛、上手く目を見て話せない、きちんと気持ちを伝えられないなどのすれ違いもありました。

自分に自信がないためすぐに不安になってしまいます。

相手に多くを求めすぎてしまうこともあるでしょう。

僕も自信の無さから失敗した過去があるのです。

1行目のフレーズは青春の日の眩しい時間の中にある後悔ということでしょう。

あのときの後悔の原因が大人になってだんだん分かるようになってきました。

もう二度と同じ後悔をすることのないように、僕の中に道が出来ていくのです。

僕を導くあのときの甘酸っぱい時間はいつまでも僕にとって特別なものなのでしょう。