SILENT SIREN「alarm」

ドラマのタイアップとなった楽曲

「alarm」は、2015年11月4日にリリースされたSILENT SIREN通算11枚目のシングル

ドラマ『いつかティファニーで朝食を』の主題歌になった楽曲は、すぅ(Vo, G)が書き下ろしたもの。

彼女の思い描く、日常の幸せな朝を描く世界観が優しい印象を受ける楽曲

オリコン週間ランキング5位を獲得するなど、高い評価を得ました。

通常盤Aには、「hikari」 通常盤Bに、「キミスキスマイル」が収録されています。

クリーンなギターのアルペジオと、キーボードのサウンドが特徴。

爽やかな朝にぴったりな楽曲です。

MVも暖かい色合いと、1日の始まりを美しく描いています。

ドラマの世界観を描く

タイアップということもあって、ドラマの世界観とリンク。

『いつかティファニーで朝食を』は、朝食にこだわりを持つ少女が理想の食を求めて、奮闘する様子を描く物語。

少女が想う理想、1日の生活とこれから始まる日々への期待が物語の世界観。

本楽曲で描かれる美しい朝は、物語を世界観を踏襲しているからこそ。

夢を描いている少女の様子が、人柄まで分かるほど繊細に描かれています。

聴いていると爽やかな印象のみならず、自然と元気が湧いてきます。

そんな魅力溢れる楽曲「alarm」。

早速、歌詞の意味を紐解いていきましょう!

1日の始まりを描く

満ち足りている朝

【alarm/SILENT SIREN】歌詞の意味を解釈!大好きな人のそばにいられる幸せな朝を描く!の画像

部屋中にループするアラームが
1日の始まり知らせてる

目を覚まして
おはようって言葉すら
幸せに思える毎日を

どんな些細な事も大切にしたいの
夢を見てるみたいね
そういって笑いあってた

出典: alarm/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

起きて1番始めに耳にする音はアラームの音。

部屋中に響くほどのボリュームの音が1日の始まりを知らせていると表現。

ループするのは、決して大き過ぎないボリュームだと考えられます。

アラームは、寝ている自分を起こすための音ではなく、1日の始まりを告げる音。

おしゃれで繊細な表現に冒頭から楽曲の世界観が分かります。

冒頭から感じる印象は、これから始まる1日への期待。

期待に満ちた1日の始まりに「おはよう」と言い合える。

朝の挨拶が身近にできる存在がいることの幸せを歌っています。

それから、どんな些細なことも大切にしたいという決意。

幸せを噛み締める朝に、小さな出来事にも感動できる気持ち。

生きていくことの喜びを詰め込んだ歌詞のようにも感じます。

満ち足りている朝は、起きているはずなのに夢を見ているよう。

幸せと期待が入り混じった朝について歌っているAメロ。

かけがえのない1日を大切にしようと思えます。

I'm looking for your smile
I want to make your smile
夜が明けて朝がくるように

今繋いでるこの手離さないよ
今見てるこの笑顔手放さないよ
永遠だって
I believe myself

出典: alarm/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

サビでは、彼女の世界観が情景として明確に見えてきます。

まず、分かるのは、楽曲内に登場する彼女が恋愛ということ。

作詞を担当したすぅ自身の心情が映し出される

恋愛中の男女に焦点を当てた甘い生活。

・笑顔を探し求めていること。

・相手のことを笑顔にしたいと歌っていること。

サビの冒頭の2文で、とても健気な少女だと分かります。

相手に対する想いを夜が明けて朝が来るようにと表現。

この部分がとても印象的です。

日常的に感じている相手への想いが伝わってきます。

次の歌詞では、相手に対する想いから今について。

ただ思い描いているだけでなく、自身が行っていること。

この瞬間を手放さないで、永遠のものにしたいという願い。

彼女の心情から、恋愛中の2人の楽曲と捉えることができます。

さらに、2人は恋愛に熱中していて親密な関係。

恋愛中の2人の甘い生活が印象的なサビになっています。

幸せにしたい人

【alarm/SILENT SIREN】歌詞の意味を解釈!大好きな人のそばにいられる幸せな朝を描く!の画像

幸せな生活が目に浮かぶ歌詞

2人の関係性を深化

【alarm/SILENT SIREN】歌詞の意味を解釈!大好きな人のそばにいられる幸せな朝を描く!の画像

背伸びをしてまだ少し眠そうな
声が甘い紅茶に溶けてゆく

どんな理想話も叶えてみたいの
夢見がちな私を
きっと大丈夫、2人なら
そういって笑ってくれた

出典: alarm/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

2人の生活の模様と願望について描いていた前半部分。

2番に入ると、2人の関係性を明示しています。

Bメロ開始の冒頭は、充実した朝の様子。

ここで、朝に紅茶を淹れるところに個性を感じます。

コーヒーではなく、紅茶を飲む。

ビターなコーヒーは、大人の象徴。

甘い紅茶を飲むのは、まだ大人になりきれていない自分。

朝からしっかりと意識があるのではなく、まだ眠気が残る様子。

以上のことから、あどけなさが残る子だと分かります。

続く歌詞でも、自身を夢見がちな私と表現。

それから励まして、笑ってくれる彼。

2人は、とても良い関係。

互いの人物像を理解できる歌詞です。

情景や人間性を表現していることで、生活の様子に共感できます。

どんな困難も互いを高め合い、夢を実現できる2人だと思わせてくれます。