そう 掛け替えのない日々は掛け違いだらけだ
だからいいのか
もう 買えないモノの方が欲しい歳頃になっちまったな
覚えた数だけ分からないことだらけ
頭の中は騒がしく踊る
悲しいだけが さよならじゃない

出典: はしりがき/作詞:はっとり 作曲:はっとり

過ぎ去って戻らない日々の中には素直になれずに本当を見つめられなかったこともあったでしょう。

しかし、そんな日々をも愛しく感じるようです。

欲しいものがお金で買えないものになった。知りすぎてその分わからないことも増えた。

畳みかけるように歌われる大人になったことによる変化は、戻らない日々を惜しく感じさせます。

五行目は、過去と現在に交互に思いを馳せるリスナーを表しているようでさらに追い打ちをかけます。

過去に向き合うとどうしても悲しい気持ちになることもあるでしょう。

そんな気持ちに優しく最後のフレーズが寄り添います。

おわりに

夢を追うことにエールを送るような内容の歌詞の本作。

過去の友人への思いや素直になれなかった日々のこと、諦めかけた夢などさまざまな要素が盛り込まれました。

映画の内容とも、人生で抱える問題ともリンクし、多くの人の心に響いたことでしょう。

踏み出す勇気が欲しい時すっと背中を押してくれるこの先何度も助けてくれそうなナンバーでした。

マカロニえんぴつの過去楽曲もチェック

転調、拍子の変更は当たり前のマカロニえんぴつ。

キャッチーなのはもちろん、他にもエモーショナルな歌詞が胸を焦がす楽曲がたくさんあります。

中でも「マイブルーベリー・ナイツ」はタイトルからして不思議で彼らの魅力がぎゅっと詰まっています。

はっとり本人が出演するラブストーリーのMVも話題を呼びました。

決して心躍らないラブソング

リアルさに気が滅入るような恋愛を描いた歌詞に注目の一曲です。

マカロニえんぴつの「ブルーベリー・ナイツ」は2019年2月に発売されたミニアルバム「LiKE」の収録曲です。かわいらしいタイトルとは裏腹な奥深い歌詞について解説します。

本作でマカロニえんぴつに興味を持った方にぜひ聴いてほしいもう一曲が「ヤングアダルト」です。

子供とも大人ともいえない若者ならではの人生全般に向けての苦悩を歌った一曲。

しかし、思い悩む中でも歌に助けられるといったような描写もあり、音楽好きには熱く響く内容です。

こちらの記事で歌詞も詳しく解説されているのでぜひご覧ください。

マカロニえんぴつが2019年に発表した楽曲「ヤングアダルト」。若者たちの絶望や葛藤と向き合った、力強さに溢れた1曲です。そのメッセージには、若者だけではなく大人たちにも届けられる説得力を持っています。今回はその歌詞を解説します。

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