覚えているのはきっと自分だけ
時が経って
君はきっと覚えてなんていないでしょう
綺麗に忘れちゃって
夢にだって見ないでしょう
触れたい
確かめたい
触れたい
確かめたい
出典: 触れたい 確かめたい/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
すれ違いを重ねた結果、今はもう一緒にいない2人。
けれど2人で一緒にいた時の思い出は、そう簡単に忘れる事ができないものでした。
2人で一緒に訪れた場所や、君が好きだと言っていたものを目にするたびに。
別れた君の存在が頭の片隅を過ぎる、なんて経験をした方も多いはず。
けれどきっと、こんなにも君の事を思ってしまっているのは自分だけ。
向こうはきっと自分の事なんて、もう思い出すこともないんだろうな。
もう一度触れたい、もう一度君の心を、ちゃんと確かめたい。
そんなふうに思っているのも、きっと自分だけ。
僕はそうやって、君の事を心のどこかでまだずっと追いかけ続けているようです。
思い出はいつしか懐かしいものへ
積み重なった花びら かき集めて
辿る いつかの帰り道
並んだ影の跡を指で撫でて
過ぎた日々と 今 すれ違って
また理由もなく
ただ懐かしくなったんだ
触れたい
出典: 触れたい 確かめたい/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
どこかから風に舞って運ばれてきた、色鮮やかな花びら。
そういえばこのぐらいの季節に、2人で肩を並べてこの道を歩いたこともあったっけ、なんて。
2人一緒に訪れた場所を訪れると、まだ仲の良かった頃の記憶がよみがえってしまいます。
もしかしたらどこかに、肩を並べて仲良くこの道を歩いている自分たちがいるかもしれない。
あるいは、君もそんなことを思いながらここに来ていないだろうか、なんて。
そんな都合の良いことばかり考えてしまったりもすることでしょう。
けれど当然のことですが、君の姿はここにはないのです。
どれだけ時が経って、この道を独りで歩こうとも、いつか別の誰かと歩く日が来ても。
きっと僕は、この道を君と2人で歩いたことを忘れることはないのです。
けれど少しずつ、その思い出と共に呼び起こされる悲しみは薄れていくのでしょう。
そんな事もあったな、と。悲しみは少しずつ、懐かしさへと変わっていくのです。
今でも時々思い出すけれど
酔っ払って
ときどきは胸がギュってなるけど
君だって切実な日々を生きているでしょう
出典: 触れたい 確かめたい/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
皆さんにとって、これまで生きてきた人生の中で忘れられない人はいるでしょうか。
今はもう一緒にいないけれど、大好きだったあの人。
彼女に出会わなければ、自分は今この人生を生きてはいなかったと思う。
そんなふうに思える人と、これまでの人生で出会ったことはあるでしょうか。
お酒を飲んだり、そんな忘れられない人を思い起こさせる何かに触れた時。
ふとその人を思い出して、懐かしくなったり、ほんの少しだけ胸が痛くなったり。
そんな経験をしたことのある方も、きっと多いのではないかと思います。
今はもう一緒にいないけれど、自分にとって忘れられない大事な人。
その人もきっと同じこの空の下で、どこかで元気に暮らしていますように。
ふとそんなことを思う日も、誰にだってあるのです。
最後に
いかがでしたか?
今回はASIAN KUNG-FU GENERATION『触れたい 確かめたい』の歌詞をご紹介しました。
多くの方が経験したことのあるであろう、忘れられない大事な人との思い出を歌った本作。
今はもう一緒にはいないけれど、彼・彼女といたから今の自分がいる。
そんな人の事を、たまには思い出す日があってもいいのかもしれませんね
皆さんもぜひ、自分にとっての忘れられない人を思い起こしながら。
今一度この曲を聴いてみて頂ければと思います。
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